築く(読み)キズク

デジタル大辞泉 「築く」の意味・読み・例文・類語

き‐ず・く〔‐づく〕【築く】

[動カ五(四)]《「く」の意》
土石などを積み上げてつくる。「堤防を―・く」
体制地位財産などをしっかりとつくる。「政界に確固たる地位を―・く」「巨万の富を―・く」
[可能]きずける
[補説]本来は、土や石などを積み重ね、固めてつくる意の「く」で、この「杵」が後に「」と意識されてできた語か。
[類語]作る拵える仕立てる形作る作り出す作り上げる仕立て上げる誂える

つ・く【築く】

[動カ五(四)]《「突く」と同語源》土や石を積みあげてつきかためる。きずく。
公儀にても品川の海に台場を―・き」〈露伴・寝耳鉄砲〉
御諸みもろに―・くや玉垣き余し」〈・下・歌謡

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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