紅白(読み)コウハク

精選版 日本国語大辞典 「紅白」の意味・読み・例文・類語

こう‐はく【紅白】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 紅色と白色。赤と白。
    1. [初出の実例]「得舎利一枚、大如胡麻、其色紅白、紫光四周」(出典聖徳太子伝暦(917頃か)上)
    2. 「ことに梅花の紅白(コウハク)気色、是又、みやびたる見風也」(出典:拾玉得花(1428))
    3. [その他の文献]〔陳書‐高祖宣皇后伝〕
  3. ( 源氏は白旗を、平氏は紅旗を用いたところから ) 源氏と平氏。源平。また、試合などで二組に分かれるときの紅組と白組。「紅白歌合戦」
    1. [初出の実例]「紅白の大仕合」(出典:忠直卿行状記(1918)〈菊池寛〉二)
  4. 水引(みずひき)の半白半紅のもの。紅と白とに染め分けた水引。
  5. 紅白の餠あるいは菓子。
    1. [初出の実例]「紙につつんだせんべいと紅白をむりやりににぎらせた」(出典:真空地帯(1952)〈野間宏〉六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「紅白」の読み・字形・画数・意味

【紅白】こうはく

赤と白。

字通「紅」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android