デジタル大辞泉
「荒木田」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
あらきだ【荒木田】
〘名〙 (「荒木田土」の略)
近世、
武蔵国(
東京都)豊島郡町屋、および尾久辺の荒川に沿った荒木田原が
主産地であった
赤土の
粘土。粘着力が強く壁や、瓦ぶきの下に用いられ、園芸用にも使われる。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
荒木田
あらきだ
元東京・荒川沿岸の荒木田原に産した壁土用の土で,粘着力があり,土俵の盛り土に最も適した土である。現在は利根川南岸我孫子市付近から運んでいる。土俵一つに,4t車8台分を要するが,国技館では,たいていは中心部はそのまま,表面だけを取り替えるので,4t車2台分で足りる。地方本場所ではその土地の粘土質の土を使う。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報