エウブーロス えうぶーろす Euboulos (前405ころ―前335ころ)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- アテネの政治家、財政家。紀元前350年代後半、行政剰余金からなる祭祀(さいし)金(テオリカ)の運用を通して、国家財政の全体を掌握し、軍事支出を抑…
ミルティアデス みるてぃあです Miltiades (前550ころ―前489)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 古代ギリシア、アテネの将軍。マラトンの戦いで指導的役割を果たした。名門フィライオスPhilaios家の出身。彼は紀元前524年ころ、同名の伯父が開拓し…
カレス Charēs
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 前4世紀頃のギリシア,アテネの将軍,傭兵隊長。前 375年トラキア王ケルソブレプテスからケルソネソスを奪回。しかし,マケドニアのフィリッポス2世…
シンタグマひろば【シンタグマ広場】
- 世界の観光地名がわかる事典
- ギリシアの首都アテネの中心部にある広場。この広場に面して国会議事堂が建ち、周辺のプラカ地区は官公庁や商業施設が集まる繁華街になっている。ま…
デモステネス Demosthenes
- 旺文社世界史事典 三訂版
- 前384〜前322古代ギリシアのアテネの政治家・雄弁家「フィリッピカ」などの演説でマケドニア王フィリッポス2世を攻撃し,ギリシア全土は結束してこ…
アルタクセルクセス1世(アルタクセルクセスいっせい) Artaxerxes Ⅰ
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- (在位前465~前424)アケメネス朝の君主。父王クセルクセス1世についで登位。即位後,兄弟の反乱,暗殺に続き,前460年にエジプトがアテネの援助で反…
アテナ・ニケ神殿 あてなにけしんでん
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 勝利の女神ニケに捧(ささ)げた古代ギリシアの神殿。アテネのアクロポリスの南西端に建つ小神殿。建築家カリクラテスの設計で紀元前427年ごろ起工し、…
トゥキディデス とぅきでぃです Thukydides (前460ころ―前400ころ)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 古代ギリシアの歴史家。トラキア地方に富と勢力をもつ、アテネの有力貴族の家に生まれた。保守派の政治家キモンとも縁続きであったと思われる。しか…
アナクレオン あなくれおん Anakreon (前570ころ―前480ころ)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 古代ギリシアの叙情詩人。小アジアのテオス生まれ。ペルシアの侵略によって故郷を去り、市民とともにアブデラの町を建設した。そののち、サモス島の…
ロクロイ Lokroi; Locri
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- イタリア半島南部にあったドーリア系の古代植民都市。前 680年頃建設。ラテン名ロクリ。住民はギリシア本土のロクロイ人と区別してロクロイ・エピゼ…
アンドロスの女 アンドロスのおんな Andria
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- ローマのテレンチウスの喜劇。前 166年上演。ギリシアのメナンドロスの2つの戯曲に基づく処女作。身元不明の女を愛して子供を生ませたアテネの青年ア…
クラゾメナイ Klazomenai
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 古代ギリシアのイオニア12都市の一つ。スミルナ(→イズミル)の西方約 32km,スミルナ湾南岸にあった。遺跡があり,クラズーメンと呼ばれる。特有の…
フィンレー(Moses I. Finley) ふぃんれー Moses I. Finley (1912―1986)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- イギリスの歴史家。ニューヨークのユダヤ系の家に生まれる。コロンビア大学で修士・博士の学位を取得。『古代アテネの土地と貸付』(1952)が評価さ…
アクロポリス akropolis
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- ギリシア語で「城山」の意。著名なアテネのアクロポリスは,平地内の孤立した丘で,ミケーネ時代には,ここに城砦を設けた王が周辺の住民を支配し,…
サロニコス湾 サロニコスわん Saronikós Kólpos
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- ギリシア,エーゲ海西部にある湾。ギリシア本土のアティキ半島とペロポニソス半島東部のアルゴリス半島に囲まれ,南東方向に開口する。奥行約 80km,…
アルテミス‐しんでん【アルテミス神殿】
- デジタル大辞泉
- 《Artemis Tapınağı》トルコ西部の町セルチュク(古代都市エフェソス)にあった神殿。紀元前6世紀半ば、豊穣の神アルテミスを祭る神殿として建造。ア…
トゥキュディデス Thukydides
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- 前460頃~前400頃古代ギリシアの歴史家。アテネの富裕な家に生まれ,ペロポネソス戦争中,前424年に将軍となったが,失敗があって追放され,20年間亡…
ケクロプス Kekrops
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- ギリシア神話中のアテネの初代の王。大地から生れ,上半身は人間,下半身はへびの形をしていた。アグラウロスと結婚して1人の息子と3人の娘をもうけ…
フィロクラテス Philokratēs
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 古代ギリシア,アテネの政治家。オリュントスの陥落 (前 348) 後,マケドニアのフィリッポス2世との和議使節団長となり,前 346年マケドニアと講和お…
アテネ(Athina/〈ラテン〉Athenae)
- デジタル大辞泉
- ギリシャ共和国の首都。アッティカ半島の西側にある。前8世紀ごろ都市国家を形成、古代ギリシャ文化の中心地。パルテノン神殿などの古代遺跡が残るア…
アテネ(Athēnē)
- デジタル大辞泉
- ⇒アテナ
アテネ [ラ]Athenae
- 日中辞典 第3版
- 〈地名〉[ギリシア]雅典Yǎdiǎn.
アテネ
- プログレッシブ和英中辞典(第4版)
- Athene(ギ神);知恵・学芸・戦争の女神
アポロン・エピクリオス神殿【アポロンエピクリオスしんでん】
- 百科事典マイペディア
- ギリシア南部,ペロポネソス半島の中央部,標高1130mのアルカディア山中に建つ前5世紀の神殿。これまで発見された中で最古のコリント様式の柱頭をも…
アテネ(ギリシア) あてね Athínai
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ギリシアの首都、およびアッティカ県の県都。また、古代ギリシアのアッティカ地方を占めたポリス(都市国家)の名称。「アテネ」は日本の慣用で、古…
アテネ公国 (アテネこうこく)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 第4回十字軍に参加したブルゴーニュの封建貴族オトンOthon de la Rocheがアテネ,テーベを中心に建てた国家。1205-1456年。国制上,アカイア大公国同…
僭主【せんしゅ】
- 百科事典マイペディア
- 古代ギリシアにおいて非合法手段により政権を獲得した支配者。tyrannosという。ふつう前7―前6世紀貴族政から民主政への過渡期に現れたものをいい(…
キューピッド(Cupid)
- デジタル大辞泉
- ローマ神話の恋の神クピドの英語名。ビーナスの子。弓矢を持つ裸の有翼の少年で、その矢に当たった者は恋心を起こすという。ギリシャ神話のエロスに…
コロナキ‐ひろば【コロナキ広場】
- デジタル大辞泉
- 《Plateia Kolonakiou/Πλατεία Κολωνακίου》ギリシャの首都アテネの中心部、コロナキ地区にある広場。付近にはベナキ博物館、キクラデス博物館があ…
プロクネ Proknē
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- ギリシア神話におけるアテネの王パンディオンの娘,フィロメラの姉。戦いで父を助けたテレウスに妻として与えられ,1子イテュスをもうけたが,テレウ…
プロピライア ぷろぴらいあ propylaia ギリシア語
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- プロピライオンpropylaionの複数形。古代ギリシアの聖地の入口に建てられた門建築物。紀元前400年以降はアゴラなどの世俗施設の入口にも建てられた。…
デモステネス(将軍) でもすてねす Demosthenes (?―前413)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- アテネの将軍。ペロポネソス戦争中、各地に転戦して戦功をあげた。とくに紀元前425年には、スパルタ軍の一部をピロスのスファクテリア島に封鎖するこ…
メタクサ【Metaxa((ギリシャ))】
- 飲み物がわかる辞典
- ギリシャのメタクサ社が製造するブランデーの商標名。ブランデーの原酒にばらの花や香草などから抽出したエキスと甘味料などを加え、熟成させて製す…
デモステネス Demosthenes
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- 前384~前322アテネの弁論家,政治家。7歳で孤児となり,父の遺産を横領した後見人たちを弾劾するため弁論術を学ぶ。その習得に成功してのち,職業的…
ペプロス peplos
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 古代ギリシア女性の衣服。俗にドーリス式キトンともいう。毛織物か亜麻布製の長方形の布の一部を縦に折返し,その折返しを外側にして身体をおおい,…
アラクネ あらくね Arachnē
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ギリシア神話の女性で織物の名手。染物の町リディアの、コロフォンの染めの名手イドモンの娘。織物に優れたアラクネは、織物の女神アテネとその技を…
エレウシス
- 精選版 日本国語大辞典
- ( Eleusis ) ギリシア、アテネ北西方の都市。古代にはデメテルとその娘ペルセフォネの聖地で、その遺跡がある。
パロスの年代表 パロスのねんだいひょう Parian Chronicle; Marmor Parium
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- パロス大理石碑文とも呼ばれる。大理石にアッチカ方言のギリシア語で刻まれた史料。前3世紀なかば頃パロス島で作られた。アテネの伝説上の王ケクロプ…
ラウリオン らうりおん Lávrion
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ギリシア中部、アッティカ県の小都市。アッティカ半島南端のスーニオン岬の近くに位置する。英語名ラウリウムLaurium。古代には有名な銀鉱山の所在地…
イオニア人 いおにあじん Ionians
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 古代ギリシア民族の一分派。古伝承ではギリシア人の祖ヘレンHellenの孫イオンIonを祖先とする人々とされ、ドーリス人の侵入に際して「イオニア最古の…
デマゴーグ demagogue
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 古代ギリシアの民主政治において,その声望および弁舌によって民会の決議に影響を与えて,政治を左右する者,つまり「民衆の指導者」を意味したのが…
ウェース Wace, Alan John Bayard
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]1879.7.13. ケンブリッジ[没]1957.11.9. アテネイギリスの考古学者。ミケーネの発掘で有名。
トクヴィル
- 共同通信ニュース用語解説
- アレクシス・ド・トクヴィル フランスの思想家、政治家。1805年、パリで生まれる。31年5月、米国の刑務所制度を研究するために米国に到着し、32年2…
ナッシュビル Nashville
- 改訂新版 世界大百科事典
- アメリカ合衆国南部,テネシー州中部にある州都。人口54万9110(2005),大都市域人口102万(1992)。オハイオ川支流のカンバーランド川沿岸に位置し…
南アの民主化
- 共同通信ニュース用語解説
- 南アフリカの民主化 旧白人政権は1936年、黒人を有権者名簿から除く法律を制定。オランダ系移民を中心とするアフリカーナー政党の国民党が48年に政…
アゴラ あごら agora ギリシア語
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 古代ギリシア社会で、市民の政治、経済にまたがる生活の中心をなした広場。市民総会や公開裁判の慣行を早くから有したギリシアのポリス(都市国家)…
ウィリアム・リン ウェスターマン William Linn Westermann
- 20世紀西洋人名事典
- 1873 - 1954 米国の歴史学者。 古典古代奴隷制研究の大家で、1929年最初の奴隷研究書「プトレマイオス朝エジプトにおける奴隷制」を発表。以後奴隷…
オリンピア考古学博物館 オリンピアこうこがくはくぶつかん Mouseion Archaeologikon, Olympia
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- ギリシアの博物館。 1875~81年のクルチウスやフルトベングラーらのドイツ調査団の発掘を契機に,アテネの銀行家アンドレアス・シングロスの寄付によ…
テミストクレス てみすとくれす Themistokles (前528ころ―前462ころ)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 古代ギリシア、アテネの政治家、将軍。海軍第一主義を唱えて、ミルティアデスの没(前489)後有力となった。紀元前483年に政敵アリステイデスをオス…
プラカ(Plaka/Πλακα)
- デジタル大辞泉
- ギリシャの首都アテネの中心部の一地区。アクロポリスの丘の北東部に広がる。19世紀頃の古い街並みが残されており、庶民的な食堂や食料品店のほか、…