ウンマ うんま Umma
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- イスラム教の信仰共同体、つまり「イスラム共同体」のこと。現代アラビア語では「民族」「国家」の意にも用いられる。コーランでは、最初、神が人類…
問答法(哲学) もんどうほう dialektikē ギリシア語 dialectica ラテン語 dialectic 英語 Dialektik ドイツ語
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 弁証論とも訳される。問いと答えを通じて、問題となっている事柄自体の真実をことばによって明らかにしてゆく方法をいう。 問答法はエレアのゼノン…
和氏の璧
- 故事成語を知る辞典
- めったに手に入らない、とても価値があるもののたとえ。 [使用例] モウ連城の璧を手に握ったようなもので、夫それから原書は大事にしてあるから如何…
喪 (も)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 目次 日本古代における喪人の死ののち遺族や生者が,一定期間にわたって置かれる日常の生活とは異なった儀礼的禁忌の状態をいう。これは人類社会…
うち‐とお・す〔‐とほす〕【打(ち)通す】
- デジタル大辞泉
- [動サ五(四)]1 演劇などの興行を長期間続ける。「新作の芝居が大当たりで二か月も―・した」2 ある行為を最後までやり抜く。「三日間のストを―…
じんしん‐ばいばい【人身売買】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 人間を物品と同様に扱って、売買すること。奴隷の売買が典型的だが、謝金をうけとって女子を接客業者などにあっせんする行為をさす場合も…
し‐の‐ご‐の【四の五の】
- デジタル大辞泉
- [連語]あれこれめんどうなことを言うさま。なんのかのと文句を言うさま。副詞的に用いる。つべこべ。→四の五の言う[類語]うだうだ・ぐだぐだ・くだ…
すがのね‐の【×菅の根の】
- デジタル大辞泉
- [枕]1 スゲの根は長く伸びて分かれ乱れるところから、「ながき」「乱る」にかかる。「―長き春日はるひを恋ひ渡るかも」〈万・一九二一〉2 「ね」…
たまのお‐の〔たまのを‐〕【玉の緒の】
- デジタル大辞泉
- [枕]1 玉を通す緒の意で、その長短から「長し」「短し」、乱れたり切れたりすることから「思ひ乱る」「絶ゆ」「継ぐ」、玉が並んでいるようすから…
たまのお‐の(たまのを‥)【玉緒の】
- 精選版 日本国語大辞典
- 枕① 玉の緒が切れるの意で、「絶ゆ」にかかる。[初出の実例]「新世(あらたよ)に 共にあらむと 玉緒乃(たまのをノ) 絶えじい妹と 結びてし 言は果さず…
すがのね‐の【菅根の】
- 精選版 日本国語大辞典
- 枕① 菅(すげ)の根の長く乱れているところからかかる。(イ) 「長し」や「長(なが)」と同音を含む語にかかる。[初出の実例]「相思はぬ妹をやもとな菅根…
まのの長者 (別題) まののちょうじゃ
- 歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典
- 歌舞伎・浄瑠璃の外題。元の外題真野長者初演宝永3.1(江戸・森田座)
のさ‐のさ
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 副詞 〙 ( 多く「と」を伴って用いる )① ゆとりがあって、物に動じないさま、平然としたさまを表わす語。ゆうゆう。[初出の実例]「楠をも河を越さ…
なんの【何の】=彼((か))の[=かんの・かのの]
- 精選版 日本国語大辞典
- ああだのこうだの。あれやこれや。[初出の実例]「ヒエノヤマ ワ nanno(ナンノ) canoto(カノト) ユウテ ドウシン セズ」(出典:天草本平家(1592)二)
のそりのそり
- 日中辞典 第3版
- 慢吞吞màntūntūn,晃晃悠悠地huànghuàngyōuyōu de.そのクマは~のそりのそりと立ち…
イシグロ Ishiguro, Kazuo
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]1954.11.8. 長崎,長崎日本生まれのイギリスの小説家。1960年家族とともにイギリスへ移住。1978年ケント大学,1980年イーストアングリア大学大学…
保食神 (うけもちのかみ)
- 改訂新版 世界大百科事典
- ウケは食物,モチは〈保〉の文字によると〈持ち〉の意であるが,本来は〈貴(むち)〉の意か。《日本書紀》神代の条の神話では,天照大神(あまてら…
マンデビル Mandeville, Bernard de
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]1670.11. ロッテルダム[没]1733.1.21. ロンドンイギリスで活躍したオランダの医師,モラリスト,哲学者。 1691年ライデン大学で医学博士号を取り…
コーヘン こーへん Hermann Cohen (1842―1918)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ドイツの哲学者。新カント学派のうち、ナトルプと並ぶマールブルク学派の創立者の一人。アンハルト公国のコスビッヒに生まれ、ブレスラウ、ハレ、ベ…
ボイコット
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( [英語] boycott 一八八〇年、アイルランドで、小作人から排斥された農場の差配人C=C=ボイコット大尉の名に由来 )① ある特定の人物を…
論語 ろんご Lun-yu; Analects of Confucius
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 中国,儒教の根本文献。 20編。孔子とその門弟との問答を主とし,孔子の行為,その高弟の言葉を合せて記録しており,孔子の教えを伝える最も確実な古…
フュージティブ ふゅーじてぃぶ The Fugitive
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 1930~1940年にかけてアメリカのアカデミズム文学批評を席捲(せっけん)した新批評(ニュー・クリティシズム)の温床となった詩誌。複数形(ザ・フュ…
ワンだー・エディ
- デジタル大辞泉プラス
- アメリカ制作のテレビドラマ。原題は《100 Deeds for Eddie McDowd》。放映はニコロデオン局(1999~2002年)。日頃の行いが原因で犬になってしまっ…
公益通報
- ASCII.jpデジタル用語辞典
- 公益通報(内部告発)とは、会社の内部の人間が、会社の法律違反行為を、しかるべき機関に通報すること。公益通報の対象となる「会社の法律違反行為」…
プロメテウス Promētheus
- 改訂新版 世界大百科事典
- ギリシア神話のティタン(巨人)神の一人。その名は〈先に考える男〉の意。イアペトスIapetosの子。アトラス,エピメテウスEpimētheus(〈後で考える…
中山みき なかやまみき (1798―1887)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 天理教の教祖。寛政(かんせい)10年4月18日大和(やまと)国山辺郡三昧田(さんまいでん)村(奈良県天理市)の庄屋(しょうや)前川半七の長女として出生。…
フィリピン通商法 (フィリピンつうしょうほう)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 通称ベル通商法。フィリピン独立後のアメリカ・フィリピン間の経済関係を規定した法律。1946年4月アメリカ議会が制定し,同年7月のフィリピン独立の…
アサビーヤ `aṣabīya
- 改訂新版 世界大百科事典
- 〈集団における連帯意識〉を意味するアラビア語。もとは部族や氏族の血縁による連帯意識を意味し,ムハンマドに関する伝承によると,彼はこのアサビ…
ポーター Katherine Anne Porter 生没年:1890-1980
- 改訂新版 世界大百科事典
- アメリカの作家。テキサス州生れ。開拓者ダニエル・ブーンをはじめ,南部の著名な政治家の血縁にあたる名家の出。修道院で教育を受けた。映画製作に…
食人習俗 しょくじんしゅうぞく cannibalism
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 人間が人間の肉を食べる習俗。カニバリズムという言葉は,人食いで有名であった西インド諸島のカリブ人のスペイン語なまりに由来する。この習俗は,…
ソクラテス Sōkratēs
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]前470頃[没]前399ギリシアの哲学者。彫刻家ソフロニスコスと助産師ファイナレテの子。前半生はほとんど不明であるが,後半生,特に晩年はプラト…
テンドリャコフ てんどりゃこふ Владимир Фёдорович Тендряков/Vladimir Fyodorovich Tendryakov (1923―1984)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ソ連の小説家。17歳で第二次世界大戦に参加、負傷して除隊後、ゴーリキー文学大学に学び、農村記録文学(オーチエルク)の分野で作家として出発。ス…
ガイザー(Gerd Gaiser) がいざー Gerd Gaiser (1908―1977)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ドイツの小説家。ウュルテンベルク地方のオーバーリークシンゲンの牧師の子に生まれ、神学を学んでいたが、中途で画家を志して美術学校に移り、スペ…
殺人罪 さつじんざい
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 他人の生命を故意に奪う罪。日本の刑法は、その第2編第26章において、「殺人の罪」として、「人を殺した者は、死刑又は無期若(も)しくは5年以上の懲…
生活リハビリ せいかつりはびり
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 介護技術の一つで、生活リハビリテーションの略。高齢者や病者などのできることと、できないことをアセスメント(評価)によって的確に把握し、障害…
ミュンヒハウゼン症候群 みゅんひはうぜんしょうこうぐん Münchhausen syndrome
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 自分に目を向けさせるために虚偽の症状や病状を訴え、治療を求めて病院を渡り歩く精神疾患。アメリカ精神医学会のDSM(『精神障害の診断と統計の手引…
ユガ yuga
- 改訂新版 世界大百科事典
- ヒンドゥー教の宇宙論で説かれる,周期的に生滅を繰り返す宇宙の存続期間。プラーナなどにみられるヒンドゥー教の宇宙論では,宇宙は生成の時代〈成…
むけん【無間】 の 業((ごう))
- 精選版 日本国語大辞典
- 無間地獄に落ちる業因。無間の因。[初出の実例]「行徳無て空しく施を受くるは无間(ムケン)の業(ゴウ)と成る」(出典:米沢本沙石集(1283)一〇本)
tyranny
- 英和 用語・用例辞典
- (名)専制政治 専制体制 暴政 虐政 圧政 独裁政治 暴虐 横行 専横 虐待 (古代ギリシャの)僭主(せんしゅ)政治tyrannyの関連語句a tyranny over the cou…
にじゅう‐ひかぜい〔ニヂユウヒクワゼイ〕【二重非課税】
- デジタル大辞泉
- 多国籍企業が、居住地国と源泉地国のどちらでも課税されないこと。各国間の課税制度の違いや二重課税の回避を目的とする租税条約を濫用した、租税回…
カント Immanuel Kant 生没年:1724-1804
- 改訂新版 世界大百科事典
- 目次 カント哲学の基本的性格ドイツの哲学者。西欧近世の代表的哲学者の一人。東プロイセンの首都ケーニヒスベルク(現,ロシア領カリーニングラ…
災害 (さいがい)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 目次 種類 災害の概念 災害現象 災害現場に学ぶ 災害観災害とは,その要因(素因や原因など)が自然的なものであれ人為的なものであ…
燕岳 つばくろだけ
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 長野県西部、北アルプスの南東部にある山。標高2763メートル。常念(じょうねん)岳、大天井(だいてんじょう)岳とともに常念山脈を形成し、槍ヶ岳(やり…
リチャード・ジョージ ミュラー Richard Georges Müller
- 20世紀西洋人名事典
- 1919 - スイスの行政官。 在チューリヒ日本国名誉総領事。 スイスの行政官で、在チューリヒ日本国名誉総領事として活躍中は、日本とスイス間の相互…
サヤハシチドリ さやはしちどり / 鞘嘴千鳥 sheath bill
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 広義には鳥綱チドリ目サヤハシチドリ科に属する鳥の総称で、狭義にはそのうちの1種をさす。この科Chionididaeの仲間は、南極周辺に2種が分布しており…
利己主義 りこしゅぎ egoism 英語 Egoismus ドイツ語 égoïsme フランス語
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 倫理的利己主義(エゴイズム)をいい、利他主義、部分的には功利主義と対立する。ソフィスト、キレネ学派、エピクロス学派、ホッブズらに著しく、理…
プリオン ぷりおん prion
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 感染性のタンパク粒子proteinaceous infectious particle。ウイルスや細菌と同様に病原体の種類として提唱された名称がプリオンである。スローウイル…
おとこ【男】 を 下((さ))げる
- 精選版 日本国語大辞典
- 男として恥ずかしい行為をして自分の価値を引き下げる。[初出の実例]「江間の男(ヲトコ)を十割下(サ)げさしてしまった」(出典:第三者(1903)〈国木…
なみのほ‐の【波の穂の】
- デジタル大辞泉
- [枕]波の穂が激しく動くところから、「いたぶらし」に掛かる。「―いたぶらしもよ昨夜きそ独り寝て」〈万・三五五〇〉
はるのひ‐の【春の日の】
- デジタル大辞泉
- [枕]春の日の長い意から、「長し」にかかる。「―長くや人をつらしと思はむ」〈古今・恋三〉