阿倍仲麻呂 (あべの-なかまろ)
- デジタル版 日本人名大辞典+Plus
- 698/701-770 奈良時代の遣唐留学生,唐(とう)(中国)の官吏。文武天皇2/大宝(たいほう)元年生まれ。養老元年吉備真備(きびの-まきび),僧玄昉(げんぼ…
都護府 とごふ
- 旺文社世界史事典 三訂版
- 唐初期,周辺諸民族の支配のために置かれた機関安西・北庭・単于 (ぜんう) ・安北・安東・安南の6つで,太宗(李世民)から則天武后 (そくてんぶこ…
交州 こうしゅう
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 中国が、中国南部、インドシナ半島北東部をさして用いた地名。範囲は時代によって異なる。紀元前106年、漢の武帝によって設置された交趾(こうち)刺史…
守令 (しゅれい)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 朝鮮,李朝時代の地方官で,府尹,大都護府使,牧使,都護府使,郡守,県令,県監の総称。員(ウオン)ともいう。道の長官である観察使の監督下で,…
えんぜん‐とごふ【×燕然都護府】
- デジタル大辞泉
- 中国、唐の太宗が647年、帰服した蒙古の鉄勒てつろく諸部を統治するために設けた役所。669年に安北都護府と改称。
北庭故城遗址 新疆/ジムサル県 Běitíng Gùchéng Yízhǐ
- 中日辞典 第3版
- <中国の地名>北庭故城(ほくていこじょう)遺跡.唐代に北方を管轄した都護府の遺跡.ウルムチから約2時間の所にある.
とご‐ふ【都護府】
- デジタル大辞泉
- 中国で唐代に、西域その他の辺境地を治めるために置かれた機関。安東・安南・安西・安北・単于ぜんう・北庭の6府があった。
西域都護 さいいきとご
- 旺文社世界史事典 三訂版
- 漢代に西域を統御するために置かれた駐屯軍の長官西域都護とは「西域の南北道を都 (す) べ護る」との意。匈奴の武力介入を排し,オアシス都市を漢の…
と‐ご【都護】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 都護府の長官。② 按察使(あぜち)の唐名。[初出の実例]「中に黄門都護は、家の貫首として一門の間に楗(けん)をおし開き」(出典:海道記(…
高駢 (こうべん) Gāo Pián 生没年:?-887
- 改訂新版 世界大百科事典
- 中国,唐末の節度使。字は千里,幽州(北京)の人。禁軍の将校から身を起こし,安南都護,静海軍節度使,天平軍節度使,西川節度使,荆南節度使を歴…
安西四鎮 あんせいしちん
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 中国、唐の西域統治機関である安西都護府に属した四つの都督府。唐は640年に高昌(こうしょう)(トゥルファン)を滅ぼして安西都護府を置いたが、648…
うるい‐じょう〔‐ジヤウ〕【烏塁城】
- デジタル大辞泉
- 中国漢代に、現在の新疆しんきょうウイグル自治区の東方チャディールにあった城。前59年から西域都護府が置かれた。
うるい‐じょう(‥ジャウ)【烏塁城】
- 精選版 日本国語大辞典
- 中国漢代、新疆ウイグル自治区庫車(クチャ)の東方、策特爾(チャディール)にあった都城。前五九年から西域都護府が置かれた。
あんせい‐しちん【安西四鎮】
- デジタル大辞泉
- 中国唐代に、西域統治のため、安西都護府のもとに置かれていた四つの都督府。亀玆きじ・于闐うてん・疏勒そろく・焉耆えんきをさす。
あん‐せい【安西】
- 精選版 日本国語大辞典
- [ 一 ] 中国甘粛(かんしゅく)省の県。天山南北路の分岐点に当たり、西方との貿易で繁栄した。[ 二 ] 安西都護府の略称。
ぜんう‐とごふ【単于都護府】
- 精選版 日本国語大辞典
- 唐の高宗の時に設置された六都護府の一つ。突厥(とっけつ)などの諸部を統轄した。帰化城(内モンゴル自治区フフホト)付近にあった。〔読史方輿紀要‐…
ビシバリク Bishbalik
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 中央アジアの古代,中世の都市。ビシバリクとはトルコ語で5つの城の意で,中国の史書には別石把,別失八里などと写されている。中華人民共和国シンチ…
えんき【焉耆】
- デジタル大辞泉
- 中国の歴史書にみえる西域諸国の一。現在の新疆ウイグル自治区の都市カラシャールにあたる。天山山脈の南側にあってシルクロードの要衝を占め、唐の…
単于都護府 ぜんうとごふ
- 旺文社世界史事典 三訂版
- 唐初期の663年に周辺諸民族の統御のために設けられた,6都護府の1つ綏遠 (すいえん) 市の南の雲中故城に置かれ,内モンゴルを所管した。
なんと【南都】
- 改訂新版 世界大百科事典
なん‐と【南都】
- デジタル大辞泉
- 平城京、すなわち奈良の異称。京都の北都(平安京)に対していう。南京。→北都奈良の興福寺。比叡山の延暦寺を北嶺ほくれいとよぶのに対する。→北嶺
安西都護府 あんせいとごふ
- 旺文社世界史事典 三訂版
- 唐代に安西四鎮を統轄し,タリム盆地の覇権を維持するために置かれた,6都護府の1つオアシス諸国の管理,西方交通・貿易の保護,北方遊牧勢力の防…
ほくてい‐とごふ【北庭都護府】
- 精選版 日本国語大辞典
- 中国、唐の六都護府の一つ。七〇二年ジュンガル地方の西突厥(とっけつ)の経略のために、庭州(新疆ウイグル自治区ジムサ地方)に設置されたが、七九…
えんき【焉耆】
- 精選版 日本国語大辞典
- 中国、新疆ウイグル自治区の都市カラシャールの中国名。天山山脈の南麓にあり、シルク‐ロードの要地を占めた都市国家。唐代には都護府が置かれて安西…
ろくとごふ【六都護府】
- 改訂新版 世界大百科事典
なん‐と【南都】
- 精選版 日本国語大辞典
- [ 1 ] 南にある都。〔張衡‐賦題〕[ 2 ][ 一 ] 京都に対して奈良をいう。南京。[初出の実例]「玄賓僧都者、南都第一之碩徳」(出典:古事談(1212‐15頃…
あんけいふ【安慶府】
- 改訂新版 世界大百科事典
ビシュ‐バリク(Biss balïq)
- デジタル大辞泉
- 《五つの城の意》中国新疆ウイグル自治区、天山山脈の東北麓にあったオアシス都市。唐代の702年に北庭都護府が置かれた。現在のジムサ地方にあたる。…
安東都護府 あんとうとごふ
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 中国、唐の六都護府の一つ。唐は668年高句麗(こうくり)を滅ぼすと、その地に州県を置き、安東都護府を平壌に置いて統轄させた。しかし新羅(しらぎ)の…
臨安府 りんあんふ Lin-an-fu
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 中国,南宋の国都。現在の浙江省杭州。秦,漢以来銭塘県として地方の中心都市となっていたが,南北朝時代に江南の開発が進み,隋代に江南河 (大運河)…
けんあん‐ふ【建安府】
- 精選版 日本国語大辞典
- 皇居内にあった御府(ぎょふ)の一つ。明治天皇の意思により日露戦争関係の戦没殉難者の写真、氏名録、武器などを納め、吹上御苑内に創設。昭和二一年…
りんあんふ【臨安府】
- 改訂新版 世界大百科事典
南都【なんと】
- 百科事典マイペディア
- 古都奈良の別称。京都に対する称で南京ともいう。奈良の諸社寺をさす呼称として使用したのが始まりで,奈良の官大寺を南都七大寺と呼んだ。のちに興…
ビシュバリク Bishbalik
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- 唐代の北庭都護府の所在地。西ウイグル王国の拠点でもある。トルコ語で「5城市」の意。天山東部北麓に位置し,遊牧世界とトゥルファン盆地を結びつけ…
ビシュバリク Bishbalik
- 旺文社世界史事典 三訂版
- 新疆 (しんきよう) の天山北路にあったオアシス都市トルコ語で「5つの城」を意味し,天山北路の要地として唐は7世紀ここに庭州 (ていしゆう) を置…
クチャ(庫車)〔県〕 クチャ Kuqa
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 中国西北地方,シンチヤン (新疆) ウイグル (維吾爾) 自治区中部,テンシャン (天山) 山脈南麓の県。アクス (阿克蘇) 地区に属する。漢代から唐代ま…
陳湯 ちんとう Chen Tang; Ch`ên T`ang
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]?[没]建平1 (前6)頃中国,前漢(→漢)末の武将。字は子公。諡は破胡荘侯。山陽,瑕丘(山東省曲阜県)の人。建昭3(前36)年,西域副校尉として…
安東都護府 あんとうとごふ An-dong du-hu-fu; An-tung tu-hu-fu
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 中国,唐代の6都護府の一つ。宝蔵王 27 (668) 年高句麗滅亡後,その旧都平壌に設けられ,主として現在の北朝鮮方面の統治に任じたが,三国を統一した…
砕葉 さいよう
- 旺文社世界史事典 三訂版
- 唐代に安西都護府の下に置かれた安西四鎮(四都督府)の1つ。スイヤブ(Suyab)の音訳のち西突厥 (にしとつけつ) が支配し,さらにトルコ族の一派突…
安東都護府(あんとうとごふ)
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- 唐の6都護府の一つ。668年高句麗を滅ぼして平壌(へいじょう)に置いたが,新羅の反抗にあって,676年遼東郡故城(遼陽)に退き,698年契丹(きったん)の…
羈縻政策【きびせいさく】
- 百科事典マイペディア
- 中国で古くから各王朝が周辺の異民族を統治するためにとった懐柔政策。羈縻とは馬や牛などをつなぎとめておく意。たとえば,唐では広大な辺境地帯を…
安西都護府 あんせいとごふ An-xi du-hu-fu; An-hsi tu-hu-fu
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 中国,唐代の6都護府の一つ。唐が貞観 14 (640) 年に高昌国を滅ぼして初めておかれ,同 22年,亀茲 (きじ。クチャ) を征服してここに移された。その…
せいいき‐とごふ(セイヰキ‥)【西域都護府】
- 精選版 日本国語大辞典
- 中国の漢代に西域経営のために置いた官府。長官を都護といい、紀元前六〇年、宣帝の時に烏塁城(現在の新疆ウイグル自治区中西部のクチャ東方のチャ…
北庭都護府(ほくていとごふ)
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- 唐代の6都護府の一つ。702年,天山の北ジムサ(庭州)付近のビシュバリクに設置。ジュンガリアからイリ盆地にかけて散在したテュルギシュをはじめ,西…
西域都護(さいいきとご)
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- 中国,漢代における西域統治の官。前60年匈奴(きょうど)王が漢に投降したのを機会に,烏塁城(うるいじょう)に都護府(前59年)を築き,屯田(とんでん)…
クチャ Kucha 庫車
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- 新疆(しんきょう)ウイグル自治区,天山南麓のオアシス都市。漢代から唐宋の頃まで亀茲(きじ)の名で知られ,漢代には西域都護府,唐代には安西都護府…
せいいき‐とごふ〔セイヰキ‐〕【西域都護府】
- デジタル大辞泉
- 中国で漢代に、西域経営のために設置された官府。前60年、前漢の宣帝が烏塁うるい城に設置、西域諸国の統治のほか、屯田の経営、交易の保護などに任…
あんせいとごふ【安西都護府】
- 改訂新版 世界大百科事典
あんとうとごふ【安東都護府】
- 改訂新版 世界大百科事典
安東都護府 あんとうとごふ
- 旺文社世界史事典 三訂版
- 唐が設置した6都護府の1つ668年高句麗 (こうくり) を征服後,平壌(現ピョンヤン)に設置。中国東北地方と朝鮮半島の統治に当たった。のち,新羅 (…