高分子電解質
- 栄養・生化学辞典
- 多価電解質も近い意味で使う.電離基をもつ高分子化合物の総称.核酸,タンパク質なども高分子電解質.
アゾキシ アゾキシ azoxy
- 化学辞典 第2版
- 有機化合物中の基-N(→O)=N-の名称.アゾ基が酸化された形で,この酸素の転位を起こしやすい.
al・co・ho・la・to, [al.ko.(o.)lá.to]
- 小学館 西和中辞典 第2版
- [男]1 〖化〗 アルコラート:アルコールとアルカリ金属の化合物.2 〖薬〗 アルコール薬剤.
香気成分
- 栄養・生化学辞典
- 食品に含まれる揮発性物質で,香りを有するものをいう.通常多数の化合物で構成されている.
イソプレン則
- 栄養・生化学辞典
- イソプレノイド系化合物の炭素骨格は複数個のイソプレンが同一方向で結合しているという仮説.
キスティアコウスキー‐フィッシュタインの式【Kistiakowsky-Fishtine equation】
- 法則の辞典
- 純粋化合物の蒸発潜熱を計算するための式.蒸気圧や臨界データが利用できない場合に利用できる.
ほうこう‐かん〔ハウカウクワン〕【芳香環】
- デジタル大辞泉
- 芳香族化合物に含まれる環状の構造。ベンゼン環・ナフタレン環・アントラセン環など。芳香族環。
分子式 ぶんししき molecular formula
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 化合物または単体を構成する原子の種類と個数を示す化学式。[編集部][参照項目] | 化学式
チオエーテル thioether
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- エーテルの酸素原子を硫黄原子で置換した構造をもち,一般式 R-S-R' で示される化合物の総称。
ヒューム‐ロザリーの法則【Hume-Rothery's law】
- 法則の辞典
- 金属間化合物において,価電子数の和と原子数の和との比が一定であるならば同一の結晶構造をとる.
たんそ‐さ【炭素鎖】
- デジタル大辞泉
- 多くの炭素原子が鎖状または環状に結合した化合物における、炭素原子間の結びつきのこと。→主鎖 →側鎖
トレーサー
- 栄養・生化学辞典
- 種々の物質の挙動を調べるために使う物質.化学では同位元素を含む同一の化合物を使うことが多い.
ポリリン酸塩
- 栄養・生化学辞典
- 重合リン酸塩ともいう.正リン酸が脱水縮合した化合物.ピロリン酸塩やトリポリリン酸塩などがある.
窒化物 ちっかぶつ nitride
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 窒素と、それよりも陽性な元素との化合物。ニトリドともいう。希ガス元素、白金族元素および金を除くすべての元素との化合物が知られる。アジ化物(N…
芳香族性 ほうこうぞくせい aromaticity aromatic character
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 芳香族化合物がもっている特徴的な物理的および化学的性質をいう。物理的性質としては同数の炭素をもつ共役アルケンよりも大きな共鳴エネルギーを有…
閉環 へいかん ring closure cyclization
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 鎖式化合物を環式化合物に変換することで、環化ともいう。一般に鎖状構造の両末端に官能基をもつ化合物を用いて環化反応を行わせる。たとえばディー…
シス(cis)
- デジタル大辞泉
- 《こちら側、の意》化学で、化合物中の原子や原子団などが同じ側に位置すること。→トランス
はいい‐し〔ハイヰ‐〕【配位子】
- デジタル大辞泉
- 錯体あるいは錯化合物の中で、中心原子に結合しているイオンあるいは分子など。リガンド。
多糖
- 栄養・生化学辞典
- 多糖類ともいう.単糖が多数重合した化合物.デンプン,グリコーゲン,セルロースなど.
グリセルアルデヒド3リン酸
- 栄養・生化学辞典
- 解糖やペントースリン酸回路の代謝中間体で,重要な化合物.
ムターゼ
- 栄養・生化学辞典
- 化合物の基もしくは原子団の分子内転移反応を触媒する酵素.
ランダム構造
- 栄養・生化学辞典
- 高分子化合物が一定の構造をとらない,不定形の構造のもの.
フラボン(flavone)
- デジタル大辞泉
- 黄色の色素化合物の総称。植物の花・種子・根などに広く存在。
連鎖移動 レンサイドウ chain transfer
- 化学辞典 第2版
- 連鎖反応の途中で連鎖伝達体の種類が変化すること.H2 と Cl2 からHClが生成する反応は,次のような連鎖反応によって進行する. Cl2 → 2Cl・ (1…
塩素【えんそ】
- 百科事典マイペディア
- 元素記号はCl。原子番号17,原子量35.446〜35.457。融点−100.98℃,沸点−34.05℃。ハロゲン元素の一つ。1774年シェーレが発見,1810年デービーが元素で…
両性電解質【りょうせいでんかいしつ】
- 百科事典マイペディア
- 酸性溶液中では塩基としての性質,塩基性溶液中では酸としての性質を示す電解質。たとえば水酸化アルミニウムは酸性溶液中ではAl(OH)3として電離し…
ソフト‐マター(soft matter)
- デジタル大辞泉
- 柔らかい物質や物体の総称。高分子化合物・液晶・コロイド・生体分子などをさす。→ソフトマター物理学
フラボノイド(flavonoid)
- デジタル大辞泉
- 植物に広く含まれる低分子の有機化合物。柑橘かんきつ類の皮などから抽出され、血圧降下作用をもつ。
どうぞく‐たい【同族体】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 同族列に属する化合物を、互いに他の同族体であるという。〔稿本化学語彙(1900)〕
シッフ塩基 シッフエンキ Schiff's base
- 化学辞典 第2版
- 次の一般式で表される化合物の一般名.アルデヒドまたはケトンと第一級アミンの縮合によって合成される.
トランスフェラーゼ
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( [英語] transferase ) 化合物の基を転移させる反応を触媒する酵素。
第一マグマ期
- 岩石学辞典
- マグマから無水の珪酸塩および他の無水化合物のみが晶出する時期をいう[Shand : 1944].
ウロクロム
- 栄養・生化学辞典
- 尿の黄色成分で高分子化合物.構成成分としてアミノ酸が同定されているが構造は明らかではない.
ùn・sáturated
- プログレッシブ英和中辞典(第5版)
- [形]1 まだ溶解力のある.2 《化学》〈有機化合物が〉不飽和の.ùnsaturátion[名]
植物成長調節剤 しょくぶつせいちょうちょうせつざい
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 植物ホルモンは植物体内で生合成され、超微量で生育を強力に支配するが、ホルモンそのもの(同一化合物)の製剤や、その類縁合成化合物と、類似の生…
セレノニル セレノニル selenonyl
- 化学辞典 第2版
- で示される二価の基.無機化合物では,たとえば,二フッ化セレノニルSeO2F2(二酸化フッ化セレン,ジオキシ二フッ化セレンともいう).フルオロ硫酸と…
亜鉛族元素 あえんぞくげんそ zinc group element
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 周期表第12族に属する亜鉛、カドミウム、水銀の3元素の総称。いずれも地殻中における存在量は少ないが、鉱床をつくって産出するので古くから知られて…
人造麝香 (じんぞうじゃこう) artificial musk
- 改訂新版 世界大百科事典
- 麝香類似の香りをもつ合成された化合物。代表的動物性香料の麝香はその優れた香りのゆえに古来珍重されているが,採取量が少なく,きわめて高価であ…
テルビウム terbium
- 改訂新版 世界大百科事典
- 目次 性質 製法周期表第ⅢA族,希土類元素に属するランタノイド元素の一つ。1843年スウェーデンのモサンデルC.G.Mosanderが,それまでイットリ…
毒ガス どくガス poison gas; noxious gas
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 化学兵器として戦場で使われる有毒の気体,もしくは煙霧となる液体,固体の有毒化合物を総称する。最初に戦場で使われたのは第1次世界大戦中であった…
でんし‐きょうよたい【電子供与体】
- デジタル大辞泉
- 化合物の形成など、原子や分子やイオンの間で電子移動を伴う際に、ほかに電子を与えるもの。→電子受容体
シアノコバラミン当量
- 栄養・生化学辞典
- ビタミンB12活性のある化合物の活性を示す方法としてシアノコバラミンを標準物質として表す方法.
アントラキノン
- 栄養・生化学辞典
- C14H8O2 (mw208.22). アントラセンの酸化によって得られる黄色色素化合物.
巨大分子 きょだいぶんし macromolecule
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 分子量の大きな分子。通常、分子量1万以上のものをさす。[編集部][参照項目] | 高分子化合物
クライゼン転位 クライゼンてんい Claisen rearrangement
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- フェノールまたはエノールの O -アリルエーテルを加熱して,C -アリル化合物が生じる転位反応。
しゅう‐か(シウクヮ)【臭化】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 臭化物。他の語の上に付けて、臭素原素を含む化合物であることを表わす。臭化銀など。
ポリエン
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( [英語] polyene ) 分子内に二重結合を多数もつ高分子化合物の総称。
てい‐い(‥ヰ)【低位】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 低い位置。低い地位。② 一連の有機化合物の同族体のうち、炭素数の少ないものをいう。
déshydratation /dezidratasjɔ̃/
- プログレッシブ 仏和辞典 第2版
- [女]➊ 〖化学〗 脱水:化合物中から水素と酸素を水として脱離させること.➋ 〖医学〗 脱水症.
コレイン酸 コレインサン choleic acid
- 化学辞典 第2版
- デオキシコール酸と種々の化合物との分子化合物の総称.とりわけステアリン酸,パルミチン酸,またはオレイン酸との分子化合物を狭義のコレイン酸と…