ステロイド抗炎症剤
- 栄養・生化学辞典
- デキサメタゾンなどのステロイド化合物で,抗炎症活性がある.
ケロゲン(kerogen)
- デジタル大辞泉
- オイルシェールなどに含まれる酸素・窒素・硫黄を含有し、原油に似た性質をもつ、複雑な有機化合物。油母ゆも。
シーワン‐かがく〔‐クワガク〕【C1化学】
- デジタル大辞泉
- 炭素数1個の化合物であるメタン・一酸化炭素・メタノールなどの製造、またはこれらを原料とする有機化学の総称。
えんとう‐し〔エンタウ‐〕【鉛糖紙】
- デジタル大辞泉
- 酢酸鉛(Ⅱ)を濾紙ろしにしみ込ませて乾かしたもの。硫化物に触れると黒変するので、硫黄化合物の検出に使用。
トリニトロベンゼン(trinitrobenzene)
- デジタル大辞泉
- ベンゼン環に三つのニトロ基がついた化合物。白色の針状結晶。トリニトロトルエンより強力な爆薬。TNB。
ぶんかい‐しゃ【分解者】
- デジタル大辞泉
- 生態系で、植物・動物の死体や排出物を分解して無機化合物に戻し、物質循環を促す生物。→生産者2 →消費者2
エステル‐けつごう〔‐ケツガフ〕【エステル結合】
- デジタル大辞泉
- 水酸基と酸が脱水縮合してできた結合。[補説]主鎖にエステル結合を持つ高分子化合物はポリエステルと呼ばれる。
びせいぶつ‐へんかん〔‐ヘンクワン〕【微生物変換】
- デジタル大辞泉
- 微生物を生体触媒として利用し、化合物の合成や有用物質の生産をすること。バイオトランスフォーメーション。
不飽和アルデヒド ふほうわアルデヒド unsaturated aldehyde
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 炭素-炭素不飽和結合 (芳香環は除く) をもつアルデヒド類。最も簡単な化合物としてはアクロレインがある。
3,6アンヒドロ糖
- 栄養・生化学辞典
- 糖の分子の3位のヒドロキシル基と6位のヒドロキシル基の間で,脱水反応が起こり,環状の構造になった化合物.
ホスホエノールピルビン酸
- 栄養・生化学辞典
- C3H5O6P (mw168.04). 解糖の経路の代謝中間体の一つ.高エネルギーリン酸化合物.
水素化ホウ素ナトリウム
- 栄養・生化学辞典
- BH4Na (mw37.83).非水素溶媒中で有機化合物を還元する強力な還元剤.化学合成などに使われる.
ノイマン‐コップの法則【Neumann-Kopp rule】
- 法則の辞典
- 固体のモル熱容量は,構成元素のモル熱容量の和に等しい.これは液体化合物においてもほぼ同じように当てはまる.
グリニャール反応 (グリニャールはんのう) Grignard reaction
- 改訂新版 世界大百科事典
- RMgX(Rはアルキル基,フェニル基などの有機原子団,XはCl,Br,I)で表される有機マグネシウム化合物が関与する反応の総称。1901年フランスのF.A.V.…
キセノン xenon
- 改訂新版 世界大百科事典
- 周期表第0族に属する希ガス元素の一つ。1898年7月,イギリスのW.ラムゼーとトラバースMorris William Traversは液体空気を分留し,クリプトンKr,ネ…
葉酸当量
- 栄養・生化学辞典
- フォラシン活性を示す化合物は複数あるので,その活性を葉酸の活性に比較して表示する方法.
構造異性体
- 栄養・生化学辞典
- 分子式は同一で,異なる構造式で表される化合物同士.例えば,ロイシンとイソロイシンの関係.
しゅうそ‐か(シウソクヮ)【臭素化】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ハロゲン化の一つ。有機化合物の分子中に臭素原子を導入する反応。付加あるいは置換による。
アセトニトリル(acetonitrile)
- デジタル大辞泉
- 酢酸さくさんのニトリルに相当する化合物。無色の液体で、有毒。有機合成・溶剤に使用される。シアン化メチル。
ヒドラゾ ヒドラゾ hydrazo
- 化学辞典 第2版
- 有機化合物中の基-NH-NH-が異なるC原子に結合しているときの名称.たとえば,ヒドラゾベンゼンなど.
基 キ group
- 化学辞典 第2版
- 多くの化合物の分子中に共通に現れる置換基原子団.もっともありふれた基を次表に例示する.[別用語参照]遊離基
ちっか‐ぶつ(チックヮ‥)【窒化物】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 窒素と他の元素との化合物。希ガス元素・白金族元素および金を除くほとんどすべての元素との化合物がある。アルカリ金属・アルカリ土類金…
オルトアルデヒド オルトアルデヒド orthoaldehyde
- 化学辞典 第2版
- RCH(OH)2.アルデヒドの水和物に相当する化合物.抱水クロラールCl3CCH(OH)2のように安定に得られることはまれであるが,アルデヒドは水溶液中でオル…
ジアゾ‐か〔‐クワ〕【ジアゾ化】
- デジタル大辞泉
- 《diazotization》芳香族第1アミンに亜硝酸塩を低温で作用させて、ジアゾ化合物を生成する反応。
かいはつ‐パイプライン【開発パイプライン】
- デジタル大辞泉
- 製薬業界における新薬の候補。また、その候補となる化合物。パイプライン。新薬パイプライン。製品パイプライン。
ろっぴゃくろく‐ごう〔ロクピヤクロクガウ〕【六百六号】
- デジタル大辞泉
- 梅毒薬のサルバルサンの符号名。エールリヒと秦佐八郎はたさはちろうが606番目に合成した化合物なのでいう。
いおう‐さいきん(いわう‥)【硫黄細菌】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 硫黄および無機硫黄化合物を酸化して生活する細菌の総称。主として温泉や土壌中などに生育する。
炭素
- 栄養・生化学辞典
- 原子番号6,原子量12.011,元素記号C,14族(旧IVa族)の元素.有機化合物の主たる構成元素.
微生物毒
- 栄養・生化学辞典
- 微生物の生産する毒.マイコトシキンのような低分子の化合物やコレラ毒素,百日咳毒素などのタンパク質もある.
分子コロイド
- 栄養・生化学辞典
- 分子量の大きい高分子化合物がコロイド粒子となりコロイドの性質を示すとき,これを分子コロイドとよぶ.
シロシン
- 栄養・生化学辞典
- プシロシンともいう.プシロシビンの脱リン酸化合物.シロシビンと同様の作用をする.キノコが生産する.
天然物化学 てんねんぶつかがく chemistry of natural products
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 天然に存在する物質を研究する化学のなかの一分野。天然物としては天然有機化合物をさす場合がほとんどである。
多硫化物 タリュウカブツ polysulfide
- 化学辞典 第2版
- Sn2-(n ≧ 2,Sn は鎖状)を陰イオンとして含む化合物.学術用語方式の名称.正式名称はポリ硫化物.
がんすい【含水】
- プログレッシブ和英中辞典(第4版)
- 含水化合物a hydrated compound; a hydrate含水炭素⇒たんすいかぶつ(炭水化物)
ラクタム-ラクチム互変異性 ラクタムラクチムゴヘンイセイ lactam-lactim tautomerism
- 化学辞典 第2版
- 環状化合物に組み込まれたアミドとイミノヒドリンとの間の互変異性.一般に,ラクタム形のほうが安定である.
酸化染料【さんかせんりょう】
- 百科事典マイペディア
- 繊維上で無色の有機化合物を酸化し,水に溶けない色素に変えて染める染料。アニリンブラックがその代表例。
エチルエステル(〈ドイツ〉Äthylester)
- デジタル大辞泉
- エチルアルコールが有機酸や無機酸とエステル結合した化合物。芳香があり、水に溶けにくく有機溶媒に溶けやすい。
合成速度
- 栄養・生化学辞典
- 物質を合成する速さ.酵素が触媒する合成反応の速さや生体内で高分子化合物が合成される速さをいう場合が多い.
sil・i・cone /síləkòun/
- プログレッシブ英和中辞典(第5版)
- [名][U]《化学》シリコン(◇有機ケイ素化合物の重合体の総称;耐熱性,耐水性・電気絶縁性が高い).
ルイス-ラングミュアの原子価理論 ルイスラングミュアノゲンシカリロン Lewis-Langmuir theory of valence
- 化学辞典 第2版
- 化学結合を説明するために,1910年代に提出された理論.希ガスの最外殻電子数が(ns)2 (np)6であることから,G.N. Lewis(ルイス)は安定な化合物では原…
いせい‐か〔‐クワ〕【異性化】
- デジタル大辞泉
- 化学的、物理的作用により、ある化合物がその異性体に変化すること。
deu・ter・at・ed /djúːtərèitid/
- プログレッシブ英和中辞典(第5版)
- [形]《化学》〈化合物が〉ジュウテリウムを導入した,重水素化した.
ピペリジン ぴぺりじん piperidine
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 複素環式化合物の一つで、環内に窒素原子1個をもつ飽和6員環化合物。ピリジンの水素化により得られる。アンモニアに似たにおいをもつ無色の液体で、…
チオアルコール thioalcohol
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- メルカプタンともいう。一価アルコール ROH の酸素原子の代りに硫黄原子が入った化合物 RSH の総称。硫化水素 HSH の水素原子1個をアルキル基で置換…
チタン酸エステル チタンさんエステル titanic acid ester
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- Ti(OR)4 の一般式をもつ有機金属化合物。チタン酸 H4TiO4 と ROH (Rはアルキル基またはアリール基) とのエステル。Rがメチルのときは固体で,エチル…
ベンゾイル化 ベンゾイルカ benzoylation
- 化学辞典 第2版
- ヒドロキシ基をもつ化合物を安息香酸エステルに,アミノ基をもつ化合物をベンズアミドにする反応(ショッテン-バウマン反応). R-OH + C6H5COCl → R…
第四級ホスホニウム塩 ダイヨンキュウホスホニウムエン quaternary phosphonium salt
- 化学辞典 第2版
- 数多く知られている五価のリン化合物のうち,R4P+ X-で代表されるもの.三価のリン化合物に,たとえばハロゲン化アルキルを反応させることにより容…
元素鉱物 げんそこうぶつ element mineral
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- ただ1種の元素から成る鉱物の総称。多くの鉱物は2種または3種以上の元素からできている化合物であるが,元素鉱物は自然金属に多くみられる。最も多い…
チオアセタール thioacetal
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- アセタール化合物 RCH(OR')2 の酸素原子を硫黄原子で置換した化合物。アルデヒドとメルカプタンとからできる RCH(SR')2 をメルカプタール,ケトンと…
ブートレロフ Butlerov, Aleksandr Mikhailovich
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]1828.9.6. チストポル[没]1886.8.17. ブトレロフカロシアの化学者。カザン大学で学び,モスクワ大学で学位を取得。カザン大学教授 (1849) 。化合…