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アセトニトリル アセトニトリル acetonitrile

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デジタル大辞泉の解説

アセトニトリル(acetonitrile)

酢酸(さくさん)ニトリルに相当する化合物。無色の液体で、有毒。有機合成・溶剤に使用される。シアン化メチル

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世界大百科事典 第2版の解説

アセトニトリル【acetonitrile】

最も簡単な有機シアン化物。化学式CH3CN,沸点81.77℃の無色の液体で,シアン化メチルmethyl cyanideともいう。毒性が非常に高いので,蒸気の吸入も避ける注意が必要である。アセトアミド五酸化リンで脱水することにより得られる。工業的には,プロピレンアンモニアからアクリロニトリルを合成する際の副生成物として得られ,単独には生産されていない。極性の強いシアノ基が分子全体の性質に大きく寄与するため,アセトニトリルの誘電率は20℃で37.5という大きな値をもつ。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アセトニトリル
あせとにとりる
acetonitrile

酢酸CH3COOHのニトリルに相当する化合物。正式にはエタンニトリルというが、一般的にはアセトニトリルといわれている。シアン化メチル、シアン化メタンともいう。
 エーテルに似たにおいのする無色の液体。工業的にはプロピレンのアンモ酸化法によるアクリロニトリルCH2=CHCN合成の際の副生成物として製造されている。
  3CH2=CHCN+2NH3+2O2
   ―→3CH3CN+2HCN+CO2+2H2O
 多くの有機溶媒、水に溶ける。加水分解するとアセトアミド、酢酸となる。ビタミンB1、サルファ剤、香料などの原料となる。ブチレン、ブタジエンの抽出剤、タール分除去溶剤、紡糸溶剤などとしての用途もある。非プロトン性極性溶媒として有機合成反応にも用いられる。毒性があるので、取扱いには注意を要する。[谷利陸平]

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