おお‐ぞり(おほ‥)【大反】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 刀の反りの大きいこと。また、その刀。⇔小反り。[初出の実例]「先そりに取ては、大ぞり・小ぞり・しのびぞり」(出典:評判記・古今役者物…
おお‐たくみ(おほ‥)【大匠】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 大工の長。工匠。おおきたくみ。[初出の実例]「意富多久美(オホタクミ)をぢなみこそ 隅(すみ)傾(かたぶ)けれ」(出典:古事記(712)下・…
おお‐たて(おほ‥)【大楯】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 大形の楯。[初出の実例]「皇太子、于天皇に請したまひて、大楯(おほタテ)と靫〈靫、此をば由岐と云ふ〉とを作り」(出典:日本書紀(720)…
おお‐ちがい(おほちがひ)【大違】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 形動 ) たいへん違うこと。大きな差があるさま。〔文明本節用集(室町中)〕[初出の実例]「君の贋開化の鍍金物(めっきもの)とは、霄壌…
おお‐ちご(おほ‥)【大稚児・大児】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 寺院などで召し使う童児のうち、年長の者。⇔小稚児。[初出の実例]「おほ児のまゆのあたりに風吹て あとつかふ法師たしなみもなし」(出典…
おお‐つづみ(おほ‥)【大鼓】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 大型の鼓。楽器としての用途のほかに、軍用として志気を励まし、また、命令を伝達するためにも用いた。〔二十巻本和名抄(934頃)〕② 能…
おお‐でまり(おほ‥)【大手鞠】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 スイカズラ科の落葉低木ヤブデマリの園芸品種。観賞用として庭園などに栽培される。高さ二~三メートル。若枝には細毛がある。葉は長さ七…
おお‐てれ(おほ‥)【大照】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 非常にきまりわるがること。ひどくはにかむこと。[初出の実例]「大忸怩(オホテレ)の気味合にて、頻りに猪口(ちょく)を荷にして」(出典:…
おお‐とのい(おほとのゐ)【大宿直】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 大内裏を守護する人の詰め所。東北隅の主殿寮(とのもりょう)と梨本曹司との間におかれた。〔小右記‐長和三年(1014)三月一二日〕
おお‐とら(おほ‥)【大虎】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 泥酔者。よっぱらい。[初出の実例]「おほとら(大虎)酒に酔ふ、酔漢『よっぱらひ』に同じ、ささに酔ふとの謎より出づと、又一説に首掉(…
おお‐なずな(おほなづな)【大薺】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 アブラナ科の一年草。ナズナの、葉の裂片が耳片にならず、楕円形で丸みを帯びる個体をいう。〔重訂本草綱目啓蒙(1847)〕
おお‐ぬし(おほ‥)【大主】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「おお」は接頭語。「ぬし」は相手を尊敬していう語 ) あなた様。ご主人さま。[初出の実例]「いにしへに君の三代経て仕へけり吾が大主(…
おお‐ばち(おほ‥)【大蜂】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 昆虫「すずめばち(雀蜂)」の異名。〔本草和名(918頃)〕[初出の実例]「・蛇、および蝮・蝎(ガチ)(〈注〉オオハチ)の気毒、烟火のも…
おお‐ばん(おほ‥)【大鷭】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 クイナ科の水鳥。全長四〇センチメートル内外。全身黒色で、ひたいに白い板状の隆起があり、あしの指には葉状の水かきをもつ。ヨーロッパ…
おお‐びょうし(おほビャウシ)【大拍子】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① ( 形動 ) 物事がきわめて快調に進んで行くさま。[初出の実例]「大拍子(オホビャウシ)なる家業の、材木屋なれ共」(出典:浮世草子・日本…
おお‐びら(おほ‥)【大びら】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 形容動詞ナリ活用 〙 ( 「おおぴら」とも。「大開き」の意から ) むきだしで、人目をはばからないでするさま。遠慮のないさま。おおっぴら。おお…
おおぶく‐ちゃ(おほぶく‥)【大福茶・大服茶】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 元旦に若水で点(た)てた茶。茶に、梅干、山椒、昆布、黒豆などを入れて飲むもので、一年中の悪気を払い、縁起を祝う。村上天皇が疫病に悩…
おお‐ぶくちゅう(おほ‥)【大腹中】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 度量が大きく、小事にこだわらないこと。太腹(ふとっぱら)。だいふくちゅう。[初出の実例]「茶で祝へ大ぶくちうな君が春〈是計…
おお‐ぶと(おほ‥)【大太】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「おぶと(緒太)」の変化した語 )① =おぶと(緒太)①[初出の実例]「大ぶとのこんがうがたんとござった」(出典:虎明本狂言・茫々頭(…
おお‐ぶり(おほ‥)【大振】
- 精選版 日本国語大辞典
- [ 1 ] 〘 形容動詞ナリ活用 〙 普通より大きめであるさま。⇔小振り。[初出の実例]「せいは大体より大ぶりに候」(出典:御触書寛保集成‐四八・天和二…
おお‐まく(おほ‥)【大幕】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 大きな幕。② 野外に仮屋、特に陣営を作ったり、船の舷側を覆ったりするのに使う幕。外幕(とまく)。[初出の実例]「介が臥たる所には、布…
おおみ(おほみ)【大忌】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 祭会のとき、神事をとり行なう人が真忌みに先だって、あらかじめしておく物忌みのこと。おおいみ。荒忌み。⇔小忌(おみ)。② 祭会神事に奉…
おお‐むね(おほ‥)【大棟】
- 精選版 日本国語大辞典
- 大棟〘 名詞 〙 屋根の頂部の水平な棟(むね)。両端は鬼瓦などで止め、ここから屋根の流れにそって隅棟(すみむね)や降棟(くだりむね)がおりる。[初出…
おお‐もじ(おほ‥)【大文字】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 普通よりも大きな文字。おおもんじ。〔日葡辞書(1603‐04)〕② 大きく字を書いた凧(たこ)。字凧(じだこ)。[初出の実例]「今は廿五日に大…
おお‐もて(おほ‥)【大持】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 非常によくもてはやされること。大いに歓待されること。また、異性に非常に人気があること。[初出の実例]「うまくさへいけば、眼七大(オ…
おお‐ももだち(おほ‥)【大股立】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 袴(はかま)の股立を大きくあげること。⇔小股立(こももだち)
おお‐もり(おほ‥)【大盛】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 食べ物などを、入れものにたくさん盛りあげて入れること。蕎麦、うどん、めしなどの量が普通より多いこと。また、そのもの。[初出の実例]…
おお‐よこめ(おほ‥)【大横目】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① =おおめつけ(大目付)[初出の実例]「家老の何がし大横目の三人内証有しは」(出典:浮世草子・新可笑記(1688)一)② =おおしょうや(…
大山寺
- 事典・日本の観光資源
- (神奈川県伊勢原市)「かながわの建築物100選」指定の観光名所。
大山寺
- 事典・日本の観光資源
- (鳥取県西伯郡大山町)「天台宗三大道場」指定の観光名所。
お‐わり【大割】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 割木の特に大きなもの。餠つきのときなど、蒸し物に湯気を大いにあげるときに使う。
かく‐だい【角大】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 熊野炭の一つ。最も堅い炭という。転じて、俵入りの炭。[初出の実例]「角大をのけのけけんしはいる也」(出典:雑俳・柳多留‐一四(1779))
てん‐だい【椽大】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 たるきの大きさ。
やまと‐がく【大和楽】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 邦楽の種目の一つ。昭和八年(一九三三)実業家大倉喜七郎によって創始。一中節・河東節・宮薗節・荻江節などに洋楽を加味した三味線音楽…
モルトケ(大) Helmuth Karl Bernhard Moltke
- 旺文社世界史事典 三訂版
- 1800〜91ドイツの軍人。甥 (おい) のモルトケに対して,大モルトケと呼ばれるプロイセン軍参謀総長として対デンマーク戦争・普墺 (ふおう) 戦争・普…
大庄屋 おおじょうや
- 旺文社日本史事典 三訂版
- 江戸時代,村役人の最上位の職惣庄屋・与頭庄屋・割元 (わりもと) ・検断・十村 (とむら) ・郷頭などともいう。代官あるいは郡奉行の下に数か村ごと…
【昌大】しようだい
- 普及版 字通
- 盛大。字通「昌」の項目を見る。
【傑大】けつだい
- 普及版 字通
- 勝れる。字通「傑」の項目を見る。
大谷川だいやがわ
- 日本歴史地名大系
- 栃木県:日光市大谷川中禅寺(ちゆうぜんじ)湖を源とし、その東端中宮祠(ちゆうぐうし)で華厳(けごん)滝として落下、華厳渓谷を刻んで馬返(う…
大町村おおまちむら
- 日本歴史地名大系
- 栃木県:足利市大町村[現]足利市南大町(みなみおおまち)国境を南東流する矢場(やば)川西岸に位置し、対岸は堀込(ほりごめ)村、西は上野国山…
大野村おおのむら
- 日本歴史地名大系
- 埼玉県:戸田市大野村[現]戸田市大野・内谷(うちや)美女木(びじよぎ)村の南、荒川べりにある。東は新曾(にいぞ)村、南西は荒川を隔てて新座…
大野村おおのむら
- 日本歴史地名大系
- 秋田県:秋田市仁井田地区二井田村大野村[現]秋田市仁井田 大野二井田(にいだ)村の西部にある支郷。古(ふる)川と猿田(さるた)川に挟まれた低…
大蘆村おおあしむら
- 日本歴史地名大系
- 福島県:耶麻郡高郷村大蘆村[現]高郷村揚津(あがつ)赤岩(あかいわ)村・中山(なかやま)村の北東山間にあり、大谷組に属した。東は耶麻郡の利…
大野村おおのむら
- 日本歴史地名大系
- 福島県:河沼郡柳津町大野村[現]柳津町大柳(おおりゆう)周囲を山岳に囲まれ、北西は小柳津(こやないづ)村、北東は大野新田村、東は山を越えて…
大野村おおのむら
- 日本歴史地名大系
- 茨城県:久慈郡大子町大野村[現]大子町外大野(そとおおの)・内大野(うちおおの)生瀬(なませ)盆地の北東部に位置し、東は高柴(たかしば)村…
大山寺たいさんじ
- 日本歴史地名大系
- 茨城県:東茨城郡桂村高根村大山寺[現]桂村高根那珂川から西北へ三〇〇メートルほど入った高台にある。高根山と号し、真言宗豊山派。本尊は大日如…
【遥大】ようだい
- 普及版 字通
- 遠大。字通「遥」の項目を見る。
【大哀】たいあい
- 普及版 字通
- この上ない哀しみ。〔荘子、斉物論〕身役役として其の功を見ず。然(でつぜん)として疲役して其の歸するを知らず。哀しまざるべけんや。~其の形し、…
【大隠】たいいん
- 普及版 字通
- 世を捨てはてた人。晋・王康〔反招隠〕詩 小隱は陵に隱れ 大隱は市に隱る 伯夷は首陽(山)に(かく)れ 老(らうたん)はに伏す字通「大」の項目を…
【大哥】たいか
- 普及版 字通
- 長兄。字通「大」の項目を見る。