遺伝子頻度 (いでんしひんど) gene frequency
- 改訂新版 世界大百科事典
- ある集団における各々の対立遺伝子の相対的頻度。例えば100個体の集団でA1とA2の二つの対立遺伝子が存在しA1A1,A1A2,A2A2の遺伝子型をもった個体が…
ベクター ベクター vector
- 化学辞典 第2版
- 遺伝子工学で用いるDNAの運搬体.プラスミドDNAやファージDNAを改変し,利用しやすくしたものが多い.外来遺伝子はそのままでは大腸菌などに入れても…
連鎖【れんさ】
- 百科事典マイペディア
- 遺伝学用語。連関,リンケージとも。同じ染色体上にある遺伝子間の関係をいう。減数分裂の際,同じ染色体上にある遺伝子は,一体として行動するため…
位置効果 いちこうか position effect
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 遺伝子が染色体上のどの位置にあるかによって,表現型に生じてくる効果が異なること。遺伝学の原則的な考え方によれば,各遺伝子は独立して形質発現…
ノックアウトマウス
- 知恵蔵
- トランスジェニックマウスは、多分化能を持った胚性幹細胞(ES細胞)に人為的に外来遺伝子を導入し、発現させるようにしたマウス。様々な遺伝子がどの…
transborder
- ポケットプログレッシブ仏和・和仏辞典 第3版(仏和の部)
- [他](乗客を)乗り換えさせる;(貨物を)積み換える.
しっかんモデル‐どうぶつ〔シツクワン‐〕【疾患モデル動物】
- デジタル大辞泉
- 人間の疾患と同じような症状が起こるよう作出された実験動物。従来は偶然に遺伝子の変異が生じた動物が用いられていたが、近年はノックアウト動物や…
形質導入 けいしつどうにゅう
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ウイルスによって、ある細胞の遺伝子がほかの細胞に運び込まれ、遺伝形質が変化する現象。たとえば、野生型大腸菌細胞にラムダというウイルスが感染…
transborder /trɑ̃sbɔrde/
- プログレッシブ 仏和辞典 第2版
- [他動] 〔乗客〕を(別の船,列車に)乗り換えさせる;〔貨物〕を積み換える.
遺伝子 (いでんし) gene
- 改訂新版 世界大百科事典
- 目次 メンデル因子から遺伝子へ 一遺伝子一酵素説 遺伝子の古典概念 遺伝子の作用--転写と翻訳 多様化する遺伝子の概念 遺伝子…
がんのいでんしりょうほう【がんの遺伝子療法】
- 家庭医学館
- ◎遺伝子療法とは ◎がん遺伝子療法の実際 ◎遺伝子療法とは ●遺伝子療法の範囲と目的 遺伝子治療は、もともと、特定の遺伝子が欠損(けっそん)し…
インターフェロンベータ
- 知恵蔵mini
- 免疫調節作用や抗ウイルス作用などを有するたんぱく質の一種。悪性皮膚がんや肝炎の治療薬、ウイルス研究用の試薬などの有効成分として使用される。…
グラン
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 生体の免疫機能を高める賦活剤の一つ。癌化学療法剤の副作用として,細菌やウイルスの感染から生体を防御する働きのある白血球の一種である好中球の…
レーダーバーグ
- 百科事典マイペディア
- 米国の微生物遺伝学者。コロンビア,イェール大学で学び,ウィスコンシン大学,スタンフォード大学を経て,ロックフェラー大学学長。大腸菌で遺伝子…
いでんしりょうほうのれきし【遺伝子療法の歴史】
- 家庭医学館
- 遺伝子療法のルーツは、米国を中心に分子生物学という分野で発展してきた「DNA(遺伝子)組み替え」の研究です。この応用として、遺伝子治療の…
生物学的製剤 せいぶつがくてきせいざい biologic agent
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 生物から産生されるタンパク質などの物質を応用した薬剤。具体的には、細菌やウイルス、血液などを原料とするワクチン類、血液製剤などがある。また…
交差 こうさ crossing over
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 細胞分裂において相同染色体間で切断と再結合がおこり、相対応する部分が相互に交換する細胞学的な現象。乗り換えともよばれる。真正核をもつ高等な…
遺伝病 いでんびょう hereditary disease
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 遺伝子が関与していると考えられる疾病の総称。体の基本単位である細胞は,基本的には核と細胞質で構成されているが,この核の中にある染色体の上に…
トランスジェニックマウス
- 知恵蔵
- トランスジェニックマウスは、多分化能を持った胚性幹細胞(ES細胞)に人為的に外来遺伝子を導入し、発現させるようにしたマウス。様々な遺伝子がどの…
遺伝的浮動
- 知恵蔵
- 集団の遺伝子頻度が自然淘汰とは無関係に変化すること。繁殖の過程で多数の遺伝的組み合わせのうちの1組が機械的に選ばれるため、特定の遺伝子が偶然…
しこうせい‐しんかほう〔シカウセイシンクワハフ〕【指向性進化法】
- デジタル大辞泉
- 進化における自然選択を模倣して、有用な酵素を合成する手法。まず、酵素をつくる遺伝子をPCR法によって増幅させると同時に、意図的にランダムな変異…
ワクシニア‐ウイルス(vaccinia virus)
- デジタル大辞泉
- ウイルスの一種で、種痘に使われた。この遺伝子に肝炎やヘルペスウイルスの遺伝子の一部を組み込んで万能ワクチンを作る試みがある。
遺伝子治療 いでんしちりょう
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 体内に、外部から有効な遺伝子を組み込んだ新しい細胞を入れて行う治療法。1980年、アメリカの学者が地中海貧血患者に強行して批判されたが、1990年…
遺伝子【いでんし】
- 百科事典マイペディア
- 遺伝形質を規定する因子。メンデルによる遺伝現象の実証以来,その実体について様々な仮説が出されてきたが,現在ではそれがDNAであることが明らかに…
ドルナーゼα製剤
- 病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版
- 製品名 プルモザイム(中外製薬) 遺伝子組換えヒトDNA分解酵素剤で、嚢胞性のうほうせい線維症における肺機能の改善に用いられます。 咽頭炎、…
きょう‐けんせい【共顕性】
- デジタル大辞泉
- ヘテロ接合体において、両親から受け継いだ対立遺伝子となる両方の形質が同時に現れること。ヒトの血液型が、両親の対立遺伝子の組み合わせによって…
遺伝標識形質
- 栄養・生化学辞典
- 遺伝的な組換え型を検出するためには,表現型の明確な遺伝子があると便利であるが,そのような標識となる形質.
染色体地図【せんしょくたいちず】
- 百科事典マイペディア
- 染色体上に並ぶ遺伝子の相対的位置関係を示した図。一般に連鎖の関係を示し,同じ染色体上にあると考えられる遺伝子間の組換えの頻度,すなわち交叉…
つみ‐かえ(‥かへ)【積替・積換】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 積みかえること。積みなおすこと。〔幕末御触書集成‐三・安政四年(1857)八月二九日〕
ホモ ほも homozygous
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 同型配偶子や同型接合体の略称としても用いられ、同型ともいう。二倍体以上の染色体をもつ高等生物で、一つ以上の遺伝子座について、等しい対立遺伝…
性決定遺伝子 せいけっていいでんし
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 雌雄が別々の個体で存在する場合に、その個体の性が定められることを性決定とよび、決定要因が遺伝子である場合に、その遺伝子を性決定遺伝子とよぶ…
蜂群崩壊症候群
- 知恵蔵
- 養蜂家が保有する交配用・採蜜用ミツバチが、短期間に大量に失跡する原因不明の現象。特徴は、巣箱の中や付近に蜂の死体がなく、巣箱全体の30~90%も…
トランスポゾン transposon
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- ある染色体から他の染色体に転移する遺伝子単位。細菌,酵母,トウモロコシ,ショウジョウバエからヒトに至るまで広く分布している。薬剤耐性や重金…
モザイク‐いでんし〔‐ヰデンシ〕【モザイク遺伝子】
- デジタル大辞泉
- 遺伝子の一部を他の遺伝子と結合した、天然には存在しない遺伝子。キメラ遺伝子。
連鎖 れんさ linkage
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 生物の二つ以上のそれぞれ別の形質を支配する遺伝子が同一染色体上にあって、それらの形質または遺伝子が相伴って子孫に伝えられること。連関または…
モルガン(Thomas Hunt Morgan)
- デジタル大辞泉
- [1866~1945]米国の遺伝学・発生学者。ショウジョウバエを使って交雑実験を行い、メンデルの推定した遺伝要素が、染色体上に並ぶ遺伝子であること…
gene
- 英和 用語・用例辞典
- (名)遺伝子 遺伝因子 遺伝原質 ジーン (⇒microorganism)geneの関連語句analyze all human genes人間の全遺伝子を解析するdominant gene優性遺伝子gen…
ジーン‐バンク(gene bank)
- デジタル大辞泉
- 生物多様性の保全を目的として、野生および栽培植物の種子や、野生および飼育動物の精子や卵子、微生物など、さまざまな遺伝資源を収集し保存する仕…
分子生物学 ぶんしせいぶつがく molecular biology
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 種々の生命現象の実体を分子レベルで把握し解明しようという立場をいい、現代生物学の中心分野となっている。分子遺伝学、生化学、生物物理学などの…
遺伝子治療 いでんしちりょう gene therapy
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 遺伝病を引き起こす異常を修復するために,細胞の核内に正常な遺伝子を導入する治療法。遺伝子導入療法とも呼ばれる。染色体に正常な遺伝子を挿入す…
免疫応答遺伝子 (めんえきおうとういでんし) immune response gene
- 改訂新版 世界大百科事典
- 特定の抗原に対して免疫応答を示すことを単純優生形質として支配する遺伝子。Ir遺伝子と略称。マウスなどの実験動物のみならずヒトにもその存在が証…
ノックアウトマウス のっくあうとまうす knock-out mouse
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 特定の遺伝子のみを人工的に欠如(ノックアウト)させたマウス。これまで実験的に調べられ、生体内での働きが推測の域にあった遺伝子機能の解明など…
遺伝子治療薬 いでんしちりょうやく gene therapy agent
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 遺伝子または遺伝子を導入した細胞を人の体内に投与するために用いられる薬剤。 厚生労働省の「遺伝子治療等臨床研究に関する指針」では、疾患の治…
いでんし‐しっかん〔ヰデンシシツクワン〕【遺伝子疾患】
- デジタル大辞泉
- 遺伝子の異常が原因となって生じる疾患の総称。染色体異常のほか、特定の遺伝子が繰り返し増幅された遺伝子増幅、本来必要な部分が欠けた遺伝子欠損…
原子価異性化 ゲンシカイセイカ valence isomerization
- 化学辞典 第2版
- σ結合とπ結合の組み換えを伴って,炭素の骨格構造が変化する異性化現象をいう.可逆的な異性化である場合が多いので,原子価互変異性化(valence taut…
発生工学 はっせいこうがく development engineering
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 主として哺乳動物の初期胚 (着床以前の胚) に対して行う実験操作。遺伝子工学 (→遺伝工学 ) が遺伝子レベルの,また細胞工学が細胞レベルの操作であ…
ミーム(meme)
- デジタル大辞泉
- 《gene(遺伝子)と〈ギリシャ〉mimeme(模倣)を組み合わせた造語》模倣によって人から人へと伝達し、増殖していく文化情報。文化の遺伝子。英国の…
じっけん‐せいぶつ【実験生物】
- デジタル大辞泉
- 実験に用いる動物・植物・細菌・微生物・細胞・遺伝子など。研究に不可欠な特定の性質を備えた生物が他の生物と交雑しないように管理されている。遺…
癌遺伝子・癌抑制遺伝子(腫瘍)
- 内科学 第10版
- 癌の発生が,正常細胞に種々の遺伝子変異やエピジェネティックな変化が蓄積することにより起きることや,環境中にはDNAに損傷をきたす種々の発癌因…
gene splicing
- 英和 用語・用例辞典
- 遺伝子組換え 遺伝子接合 (=gene transplantation, recombinant DNA research)gene splicingの関連語句gene therapy treatment遺伝子治療法modify th…