おお‐にえ(おほにへ)【大贄・大嘗】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① ( 大贄 ) ( 「贄(にえ)」の敬称。立派な贄の意 ) 朝廷へ貢物(みつぎもの)として奉る土地の産物。おおなえ。[初出の実例]「海人大贄(おほ…
おお‐は(おほ‥)【大翳・円翳】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 鳥の羽や絹布を張ったうちわ型の道具で、三メートル程度の長柄のついているもの。儀式などで、天皇の顔を隠すために左右から女官がかざし…
おおば‐こ(おほば‥)【大葉子・車前草】
- 精選版 日本国語大辞典
- [ 1 ]① オオバコ科の多年草。各地の山野や路傍に普通にみられる。葉は根元から群がって生え、楕円形ないし卵形で、長い柄があり、長さ三~一五センチ…
おお‐ばり(おほ‥)【大梁】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 木造または鉄筋コンクリート建築で、小梁(こばり)を受ける大きな梁をいう。[初出の実例]「大梁三本〈是を牛丸太と云〉此三本の大梁材木問…
おお‐びし(おほ‥)【大菱】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 刀の柄糸の巻き方の一つ。柄糸の巻き合せ目に、大きな菱形を表わすもの。② 紋章の一つ。菱形の紋。[初出の実例]「大内(おほち)修理亮、…
おお‐ひね(おほ‥)【大陳】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 「おおひねごめ(大陳米)」の略。[初出の実例]「買置の本は残さず此蔵に 大ひねと云米柳陰」(出典:俳諧・西鶴大矢数(1681)第二三)
おお‐ひめぎみ(おほ‥)【大姫君】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 貴人の長女をいう尊敬語。おおひめ。おおいぎみ。おおひめごぜん。⇔弟姫君(おとひめぎみ)。[初出の実例]「愛宮の御許に、桃園の大姫君の…
おお‐ふだ(おほ‥)【大札】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 大きい札。[初出の実例]「捕二家主一、大札を先に持レ之将出けり」(出典:古事談(1212‐15頃)四)② 大きい高札、制札。[初出の実例]「速…
おお‐べや(おほ‥)【大部屋】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 大きなへや。② 江戸時代、大名屋敷で、「臥煙(がえん)」と称した火消し人夫が起居していた大きな部屋。また、小者、人足などの詰めてい…
おお‐ほんだ(おほ‥)【大本多】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 男性の髪の結い方の一つ。本多髷の形を大きくしたもの。明和・安永(一七六四‐八一)頃流行した。[初出の実例]「小春(こはる)のころ柳(や…
おお‐まゆ(おほ‥)【大眉】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 高眉をまゆ墨で大きく太くかいたもの。[初出の実例]「小児の大眉に鉄漿黒(かねくろ)也」(出典:太平記(14C後)二)
おおみ‐き(おほみ‥)【大御酒】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「おおみ」は接頭語 ) 神、天皇などにさしあげる酒。[初出の実例]「白檮(かし)のふに 横臼(よくす)を作り 横臼に 醸(か)みし意富美岐(…
おおみ‐た(おほみ‥)【大御田】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「おおみ」は接頭語 ) 神社経営のための田地。御戸代(みとしろ)。[初出の実例]「おほみ田のうるほふばかりせきかけて井堰(ゐぜき)に落…
おおみ‐ふね(おほみ‥)【大御船】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「おおみ」は接頭語 ) 天皇などのお乗りになる船。[初出の実例]「難波人 鈴船取らせ 腰なずみ その船取らせ 於朋瀰赴泥(オホミフネ)取…
おお‐めいぶつ(おほ‥)【大名物】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 名物の一つ。茶器の名物で千利休以前に選定されたもの。主として東山時代に能阿彌などが選んだ唐物(からもの)が多い。[初出の実例]「今日…
おお‐もちあい(おほもちあひ)【大保合・大持合】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 相場が長い間小さな範囲での動きしかみせず、大きな騰落もないこと。〔新聞語辞典(1933)〕
おお‐もとゆい(おほもとゆひ)【大元結】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 元結の一種。ふつうの元結の上に、装飾用としておおいむすぶもの。
おお‐ものみ(おほ‥)【大物見】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 多くの兵を率いて敵の状況をさぐりに出ること。また、その人。[初出の実例]「板垣家中の侍を六十騎、歩者(かちもの)一人もそへず、大物見…
おおもん‐ぐち(おほモン‥)【大門口】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 遊郭の入り口の門のところ。特に、江戸新吉原の入り口。[初出の実例]「日本土堤(づつみ)を通りつつ、音に聞えし新吉原、大門口にぞ着きに…
おお‐よぎ(おほ‥)【大夜着】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 普通の夜着より大型の夜着。かいまき。[初出の実例]「身にあまるなさけの程を忘れめや いとしき君とねたる大よぎ〈良庵〉」(出典:俳諧・…
おお‐ろく(おほ‥)【大六】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 大型の虫かご。⇔小六(ころく)
おお‐わかしゅ(おほ‥)【大若衆】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 成人の後も童形でいる者。[初出の実例]「朱の二た重緒のせったをはき、耳にタコのある大若衆」(出典:滑稽本・八笑人(1820‐49)二)② 男…
おお‐わらい(おほわらひ)【大笑】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 声高く笑うこと。[初出の実例]「輾然は大わらいしたことなり」(出典:玉塵抄(1563)三八)② ( 形動 ) ひどく人の物笑いになるさま。また…
アグリッピナ(大) アグリッピナ[だい] Agrippina, Major
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]前14頃[没]後33.10.18. パンダテリア島ローマ皇帝アウグスツスの孫娘。 M.アグリッパとユリア (大) との娘。5年頃ゲルマニクス・カエサルと結婚…
大千成 (オオセンナリ)
- 動植物名よみかた辞典 普及版
- 学名:Nicandra physalodes植物。ナス科の一年草,園芸植物
大土蜘蛛 (オオツチグモ)
- 動植物名よみかた辞典 普及版
- 動物。オオツチグモ科の大形のクモの総称
大手毬 (オオデマリ)
- 動植物名よみかた辞典 普及版
- 学名:Viburnum plicatum var.plicatum植物。スイカズラ科の落葉低木,園芸植物
大艾 (オオヨモギ)
- 動植物名よみかた辞典 普及版
- 植物。キク科の多年草。ヤマヨモギの別称
大車 (オオグルマ)
- 動植物名よみかた辞典 普及版
- 学名:Inula helenium植物。キク科の多年草,薬用植物
大盃 (オオサカズキ)
- 動植物名よみかた辞典 普及版
- 植物。ツツジ科のサツキの園芸品種
大蚊 (カガンボ)
- 動植物名よみかた辞典 普及版
- 動物。カガンボ科の昆虫の総称
大鳥黐 (オオトリモチ)
- 動植物名よみかた辞典 普及版
- 植物。ヤマグルマ科の常緑高木,薬用植物。ヤマグルマの別称
大黄楊 (オオツゲ)
- 動植物名よみかた辞典 普及版
- 植物。モチノキ科の常緑低木・小高木,園芸植物。イヌツゲの別称
大煙管 (オオギセル)
- 動植物名よみかた辞典 普及版
- 動物。キセルガイ科の貝
大蓬 (オオヨモギ)
- 動植物名よみかた辞典 普及版
- 学名:Artemisia montana植物。キク科の多年草,高山植物,薬用植物
大雷鳥 (オオライチョウ)
- 動植物名よみかた辞典 普及版
- 学名:Tetrao parvirostris動物。キジ科の鳥
大緑鳩 (オオアオバト)
- 動植物名よみかた辞典 普及版
- 学名:Treron capellei動物。ハト科の鳥
大蜥蜴 (オオトカゲ)
- 動植物名よみかた辞典 普及版
- 動物。オオトカゲ科に属するトカゲの総称
大樫 (オオガシ)
- 動植物名よみかた辞典 普及版
- 植物。ブナ科の常緑高木,園芸植物。アラカシの別称
大鮸 (オオニベ)
- 動植物名よみかた辞典 普及版
- 学名:Nibea japonica動物。ニベ科の海水魚
大蟾蜍 (オオヒキガエル)
- 動植物名よみかた辞典 普及版
- 動物。両生類
大鼓 (おおつづみ)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 日本の打楽器の一種。おおかわ(大鼓,大革),大(だい)ともいう。能,狂言,歌舞伎囃子などで使われる。中央が細くくびれた桜材の胴に,鉄輪に馬…
大利根 (おおとね)
- 改訂新版 世界大百科事典
- →加須(かぞ)[市]
大和とじ
- 図書館情報学用語辞典 第5版
- 和装本の装丁法の一種であるが,異説が多い.〈1〉結びとじと同じとする考え方.これは,表紙の上からテープや紐で本の右端を,中央で1箇所か,また…
だい‐あんらく【大安楽】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 仏語。身心脱落して迷悟を離れた境界をいう。禅宗における仏祖正伝の坐禅が目指す境界。[初出の実例]「坐禅は習禅にはあらず、大安楽の法…
たい‐い【大異】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 大きなちがい。大きな相違。[初出の実例]「此故に鯛の名を冐す魚、八十余種に至る、然れども皆別類にして、形味共に大異なり」(出典:小…
だい‐うんが【大運河】
- 精選版 日本国語大辞典
- 中国の南北を結ぶ運河。秦・漢・南北朝時代に開鑿、隋の煬帝(ようだい)によって天津~黄河と淮水~揚子江が結ばれ、元の時代に杭州と天津を完全に結…
だいえ(ダイヱ)【大慧】
- 精選版 日本国語大辞典
- ⇒ちこつだいえ(癡兀大慧)
だいえい【大永】
- 精選版 日本国語大辞典
- ( 「たいえい」とも ) 室町末期、後柏原・後奈良両天皇の代の年号。永正一八年(一五二一)八月二三日に戦乱天変などのため改元、大永八年(一五二八…
たいか【大夏】
- 精選版 日本国語大辞典
- [ 一 ] バルクを中心とする北アフガニスタンの、中国での呼称。漢代のバクトリア王国にあたるとされるが、紀元前二世紀、この国を滅ぼしたトハラの音…