「化合物」の検索結果

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くじ‐もつ【公事物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 中世、公事(くじ)②として徴収された物産。現物で納めたもの。公物。[初出の実例]「此外云二年貢一云二公事物一、或雖レ為二何物一、不レ…

こうきょう‐ぶつ【公共物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 公共のために用いられるもの。公衆の共有物。公共福祉用財産のほか、道路、河川、水路、港湾その他、昭和二三年(一九四八)改正以前の国…

くるべき‐もの【転物】

精選版 日本国語大辞典
くるくるまわる物。糸を繰る道具やひき臼など。

げんざい‐もの【現在物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 能楽で、歴史上の人物を主人公とし、シテは直面(ひためん)で、男舞を舞い、または切組をする。「安宅」「盛久」など。現在男物。

あったら‐もの【惜物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 =あたらもの(惜物)[初出の実例]「あああったらものに、大な処を治めさせたらば庶幾てましぞ」(出典:史記抄(1477)一二)「かかるわる…

しろい【白】 物((もの))

精選版 日本国語大辞典
① =しろき(白)物(もの)①[初出の実例]「飯には、しろいもの振るひて入れ、敷物、袋など、めでたうして奉れ給へり」(出典:宇津保物語(970‐999頃)…

しろき【白】 物((もの))

精選版 日本国語大辞典
① 白粉(おしろい)の古名。古くは米の粉で製したものという。しろいもの。[初出の実例]「造供御白粉(しろきもの)料、糯米一石五斗〈略〉並限卅日給」(…

しんじゅう‐もの(シンヂュウ‥)【心中物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 男女の情死を主題とした浄瑠璃や歌舞伎狂言など。天和三年(一六八三)に大坂の生玉であった心中事件を、大坂の三劇場で上演して以来、心…

しんじょう‐もの(シンジャウ‥)【進上物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 進上する品物。贈り物。献上物。進物(しんもつ)。[初出の実例]「其柿は進上物か、只し商ひ物か」(出典:虎寛本狂言・合柿(室町末‐近世初…

ぜつえん‐ぶつ【絶縁物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 電流の通過を妨げる物質。または、物体。〔物理学術語和英仏独対訳字書(1888)〕

あい‐ぶつ【愛物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 愛し好むもの、また、生き物。気に入りの人。あいもつ。[初出の実例]「江州相二具愛物子族二人一来向」(出典:帥記‐永保元年(1081)六月…

あがい‐もの(あがひ‥)【贖物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 ( 古くは「あかいもの」 ) 罪のつぐないとして出すもの。過料。[初出の実例]「仍湏下其贖物者銅代収レ稲、国司撿納便宛中修二営溝池一料…

しゅうぎ‐もの(シウギ‥)【祝儀物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 江戸時代の歌曲・舞踊などで、めでたいものに取材し祝意を表わす種類のもの。七福神・鶴亀・松竹梅の類。

じゅう‐もつ(ヂュウ‥)【重物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① 貴重な品物。たいせつな物品。貴重品。じゅうもち。[初出の実例]「累代重物十分之一僅取出。太歎息。就レ中貴薬尽以焼失」(出典:小右記…

じゅきょう‐もつ(ジュキャウ‥)【誦経物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 ( 「じゅぎょうもつ」とも ) 誦経のための布施(ふせ)。誦経の謝礼としての金や物品。誦経の物(もの)。[初出の実例]「四十二か所に御誦経…

じょうじゅう‐もつ(ジャウヂュウ‥)【常住物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 ( 「もつ」は「物」の慣用音 ) 仏語。寺に住む僧が勝手に私有したり売却してはならない共有物で、長く寺に備えて僧の受用に供すべきもの…

しょうせつ‐もの(セウセツ‥)【小説物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 想像によって作りあげた物語などの類。[初出の実例]「いつとなく小説物をはやらかし〈嘯山〉 蔵を建るも老が慰み〈随古〉」(出典:俳諧・…

しょう‐ぶつ(シャウ‥)【正物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① まことのもの。ほんもの。真物。[初出の実例]「どうしても肝心の、正物(シャウブツ)を出さぬから」(出典:歌舞伎・蝶々孖梅菊(1828)序…

しま‐もの【島物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① ( 「しま」は南方の島の意 ) 室町時代以降、呂宋(ルソン)・安南・暹羅(シャム)などの南方の国々から渡来した陶器、美術品。唐物や高麗物…

しゃっきょう‐もの(シャクケウ‥)【石橋物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 歌舞伎所作事のうち、能「石橋」に取材したものの総称。「相生獅子(あいおいじし)」「二人石橋」「連獅子」など。獅子物。

そこ‐もの【底物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 カレイ・ヒラメ・ホウボウなど、海底近くにいる魚。メバル・イサキなどの瀬物(せもの)、イワシ・サバ・カツオなどの浮物(うきもの)に対し…

そわり‐つ‐もの(そはり‥)【副物】

精選版 日本国語大辞典
〘 連語 〙 副(そ)えて貢進するもの。庸・調の付加税。[初出の実例]「凡そ調の副物(ソハリツモノ)の塩と贄とは」(出典:日本書紀(720)大化二年正月…

たち‐もの【断物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 神仏に願をかけ、その願いが成就するまで止める飲食物。塩断ち、茶断ちなどの塩や茶の類。[初出の実例]「米山薬師十二月断物書レ之貼レ壁…

たわら‐もの(たはら‥)【俵物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① 俵に入れた物。多く、米や海産物をつめたもの。[初出の実例]「俵物を被レ註、任二彼員数一に可二打賦一」(出典:鵤荘引付‐永正一八年(1…

たんいつ‐ぶつ【単一物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 その物一つで一体を形成しているもの。その物一つで一つの名称をもつもの。法律上一個の物として扱われ、その一部分に別個の権利は成立し…

だんぎ‐もの【談義物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 =だんぎぼん(談義本)

ひ‐の‐もの【火物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 ⇒ひ(火)の物

ちょんまげ‐もの【丁髷物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 江戸時代に取材した小説・読物・劇・映画などの称。髷物。時代物。[初出の実例]「この『昨日消えた男』というのは、丁髷(チョンマゲ)もの…

ばく‐もの【貘物・曝物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 ( 店ざらしの品物の意とも、また「貘」のように怪しげな品物の意ともいう ) 古着。また、あやしげな安物や見切品。[初出の実例]「塩町ば…

はこ‐もの【箱物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① 箱入りのもの。箱入りの贈答品。[初出の実例]「旧功之老臣諸侯之面々も、今は干戈を箱ものにし、弓を韔(ゆみふくろ)にし」(出典:太閤記…

はたき‐もの【叩物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 財産を使い尽くして身代を倒すこと。家産を倒して何もないこと。[初出の実例]「大切な小野の家を、はたき物にするとは」(出典:歌舞伎・…

はた‐もの【畑物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 畑でできるもの。野菜類。蔬菜類。はたけもの。[初出の実例]「畑物蒔」(出典:俳諧・俳諧二見貝(1780)夏)

ひき‐もの【挽物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 轆轤鉋(ろくろがんな)で木などを挽いて作った器具・細工物。挽物細工。[初出の実例]「あんせん寺とのゆのやまより御下かうとて、ひきもの…

びぜん‐もの【備前物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① 備前国の刀工が鍛えた刀の総称。一般に、名工が多く出た平安後期から室町末期にかけてのものをいい、古備前派・一文字派・長船(おさふね…

のり‐もの【賭物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 勝負事で、勝者に与える金品。かけもの。[初出の実例]「上、碁盤をめして、仲忠と碁あそばす。『なにをのりものにかけむ。〈略〉』」(出…

ろう‐ぶつ(ラウ‥)【粮物・糧物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 食糧。かて。ろうもつ。[初出の実例]「右、件用途者、為二若狭五師在鎌倉粮物一、所レ令二借用一也」(出典:東大寺文書‐元弘二年(1332)…

ふし‐もの【賦物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① 連歌・俳諧の百韻または歌仙の一巻全体を規制する形式。句の中に特定の事物の名を詠みこむこと。また、一巻の要(かなめ)になる字や詞。…

ふたつ‐もの【二物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① ふたつのことば。ふたこと。[初出の実例]「又ふたつものものたまはで、いでたまひにけり」(出典:大鏡(12C前)三)② 二つの物。(イ) …

よ‐もの【夜物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① 夜に活躍する動物。ネズミ・キツネ・タヌキの類。[初出の実例]「きかでねぬ夜物に成ぞほととぎす〈正房〉」(出典:俳諧・鸚鵡集(1658)…

り‐もつ【利物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 ( 「もつ」は「物」の慣用音 )① 他人に物品・金銭を貸して取る利息と、その貸した物。元利。〔令義解(718)〕② 利益。もうけ。〔日葡辞…

りゅうどう‐ぶつ(リウドウ‥)【流動物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① 気体や液体など流動性のあるもの。また、流れ動いて移り変わるもの。[初出の実例]「流動物の沸する熱度も亦各同からず」(出典:舎密開宗…

りょうけん‐もの(レウケン‥)【料簡物・了簡物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 よくよく考えてみなければならない事柄。[初出の実例]「イヤサ。そこが御了簡(ごリャウケンモン)ぢゃ。モちっと御勘弁がありそな事ちゃぞ…

りょう‐もつ(レウ‥)【料物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 それにあてる物。そのことに使う物。所用の物。費用。[初出の実例]「別当先検二破損一、随二行料物一、其所修繕」(出典:延喜式(927)一…

ねつ‐もつ【熱物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① 体温が異常に高くなり、口がかわき無力感を生ずるなどの症状を示す疾病。熱気。ねちもつ。[初出の実例]「有二熱物一、不二参内一」(出典…

のう‐もつ(ナフ‥)【納物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 君主・領主や寺社にものを納入すること。また、そのもの。おさめもの。[初出の実例]「大仏殿納物〈略〉金銅燈炉一基」(出典:東大寺要録…

のけ‐もの【除物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 とりのけておく物。除外しておく物。[初出の実例]「其一枚は除物(ノケモノ)数には入れまい」(出典:門三味線(1895)〈斎藤緑雨〉一〇)

みの‐もの【美濃物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 美濃国(岐阜県)関を中心とした刀鍛冶がつくったものの総称。鎌倉末期から南北朝時代に始まり、室町時代に最も栄えた。

ほめ‐もの【誉物・誉者】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 ほめられるもの。ほめるべきもの。多くの人にほめられる人。[初出の実例]「見事な松じゃなあ、路次すがらも見る程の者が、ほめ物に致しま…

みまい‐もの(みまひ‥)【見舞物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 見舞のために贈る品物。見舞品。[初出の実例]「夫れにあの此間の様に、種々な見舞ひものでももって来てお呉れで」(出典:人情本・花筐(1…

とぎ‐もの【研物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 刃物など金属をとぎ磨くこと。また、とぎみがくべき物。

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