日本未来の党(読み)ニッポンミライノトウ

デジタル大辞泉 「日本未来の党」の意味・読み・例文・類語

にっぽんみらい‐の‐とう〔‐タウ〕【日本未来の党】

平成24年(2012)11月、滋賀県知事嘉田由紀子かだゆきこが設立した政党。ただちに国民の生活が第一減税日本・反TPP・脱原発を実現する党みどりの風の一部が合流卒原発などを訴えて翌月衆院選を戦ったが議席を大幅に減らし、直後国民の生活が第一系の議員らが主導権を握って「生活の党」に改称した。
平成24年(2012)12月、を離党した嘉田と議員1名とが改めて結成した政治団体。議員の他会派入りとともに休眠状態となった。

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百科事典マイペディア 「日本未来の党」の意味・わかりやすい解説

日本未来の党【にほんみらいのとう】

日本の政党,政治団体。2012年11月に,滋賀県知事嘉田由紀子を代表として結成。小沢一郎の〈国民の生活が第一〉が解党・合流し,2012年12月の衆議院選に臨み,卒原発脱原発)・TPP交渉参加反対などを掲げて戦ったが,旧〈国民の生活が第一〉所属議員をはじめとする改選前61議席を当選9議席に激減させ,惨敗。嘉田らは離党し,新たに日本未来の党を結成,小沢らは旧・〈日本未来の党〉を〈生活の党〉と改称。嘉田は新しい日本未来の党の代表となったが,滋賀県議会が,政党代表と県知事の兼職解消を議決したため,2013年1月代表を辞任,阿部知子衆議院議員が代表に就任したが,2014年に解散した。
→関連項目生活の党

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知恵蔵mini 「日本未来の党」の解説

日本未来の党

2012年11月27日、滋賀県知事・嘉田由紀子が結成を発表した政党。段階的に全原発の廃炉を目指すことや税金の無駄遣い排除など6項目の主要政策を掲げている。嘉田知事は知事を務めながら代表に就任し、代表代行にはNPO法人「環境エネルギー政策研究所」の飯田哲也所長が就いた。同党に対し「国民の生活が第一」「減税日本・反TPP・脱原発を実現する党」が合流を決定し、「みどりの風」所属3名の議員ほか各議員が参加を表明した。

(2012-11-29)

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