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γ-GTP ガンマジーティーピーγ-glutamyl transpeptidase

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

γ-GTP
ガンマジーティーピー
γ-glutamyl transpeptidase

γ-グルタミルトランスペプチダーゼの略で,蛋白質を分解する働きをする酵素の1つ。腎臓に最も多く含まれ,次いで,膵臓肝臓,血液細胞などに含まれる。これらの組織が炎症などで障害されるか,腫瘍などで異常に細胞量が増加すると,γ-GTPの血中濃度は高くなる。肝炎転移性肝癌心筋梗塞などの診断に使われるほか,特にアルコールに敏感に反応するので,アルコール性肝障害の検査法として利用される。

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百科事典マイペディアの解説

γ-GTP【ガンマジーティーピー】

胆道から分泌され,肝臓の解毒作用に関与している酵素。ガンマグルタミルトランスペプチダーゼ(γ-glutamyl transpeptidase)の略。肝臓から処理済みの老廃物は,胆管(肝臓のなかにある枝別れした小さな胆道)を通して十二指腸に排泄されるが,胆道が胆石や癌(がん)などによって詰まると,γ-GTPなどの酵素や老廃物が逆流して,血中の濃度が上がる。

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世界大百科事典内のγ-GTPの言及

【肝機能検査】より

…胆汁中に分泌される胆汁酸およびコレステロールの血清中の濃度も上昇する。また胆汁流の障害に伴って,肝臓が障害されてアルカリホスファターゼ,γ‐グルタミルトランスペプチダーゼγ‐glutamyl transpeptidase(γ‐GTP),ロイシンアミノペプチダーゼ(LAP)など胆道系に存在している酵素と,肝細胞中のグルタミン酸オキサロ酢酸トランスアミナーゼglutamic oxaloacetic transaminase(GOT)やグルタミン酸ピルビン酸トランスアミナーゼglutamic pyruvic transaminase(GPT)などの酵素が血中に出てくるため,血清活性値が上昇する。しかも,これらの血清酵素活性値の変化には,障害の部位や性質に応じて特徴がみられるため,これらの検査は黄疸の鑑別診断に役立つ。…

※「γ-GTP」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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