イニャンバネ(読み)いにゃんばね(英語表記)Inhambane

日本大百科全書(ニッポニカ) 「イニャンバネ」の意味・わかりやすい解説

イニャンバネ
いにゃんばね
Inhambane

アフリカ南東部、モザンビーク港湾都市。同国の二大港マプートとソファラ(旧ベイラ)の中間に位置し、イニャンバネ州(人口111万2000。1997)の州都である。人口5万2400(1997)。同国の穀倉地帯で、米、砂糖綿花ラッカセイトウモロコシカシューナッツを産する。南アフリカ共和国の金鉱山への出稼ぎ者が多い。鉄道は同港から南91キロメートルのイニャリメまで通じている。

[林 晃史]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「イニャンバネ」の意味・わかりやすい解説

イニャンバネ
Inhambane

モザンビーク南東部,インド洋のイニャンバネ湾にのぞむ港町。イニャンバネ県の行政庁所在地。マプト北東約 370kmに位置。港は天然良港で,砂糖,綿花,木材ココヤシの加工品などを輸出。 1498年にバスコ・ダ・ガマ寄港。古いアラブ人の集落がある。人口4万 7764 (1991推計) 。

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