エディトリアル・デザイン(読み)えでぃとりあるでざいん(英語表記)editorial design

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

エディトリアル・デザイン
えでぃとりあるでざいん
editorial design

書籍雑誌新聞などの編集行為にかかわるデザインのこと。主として視知覚という観点から編集企画を検討し、その企画意図を紙面の上で美的かつ効果的に表現するということを目ざして行う計画活動である。なお、デザイナーの活動の実態においては、計画するだけでなく、計画の実施過程にまで関与する場合も多く、そのための管理作業をも含めてエディトリアル・デザインとよぶことが少なくない。文字群がデザインされ、画像群がデザインされ、それらが綜合(そうごう)されえて、初めて編集企画が具体化されるのであるから、エディトリアル・デザインの役割は甚だ大きい。

[武井邦彦]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

エディトリアル・デザイン
editorial design

新聞,雑誌,書籍など,ページで構成される印刷媒体の編集にかかわるデザイン。ポスターリーフレットなど,視覚に訴えるグラフィック・デザインと異なり,読者対象に対して編集上の目的意識を持って,視覚的にも内容的にも統一的・総合的な情報伝達を図る。近年,印刷技術が進み,雑誌などが多様化するにつれて,その重要性が見直されてきている。

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