カイザースラウテルン(読み)かいざーすらうてるん(英語表記)Kaiserslautern

日本大百科全書(ニッポニカ) 「カイザースラウテルン」の意味・わかりやすい解説

カイザースラウテルン
かいざーすらうてるん
Kaiserslautern

ドイツ西部、ラインラント・プファルツ州の都市。人口9万9100(2003)。プファルツの森の丘陵地帯北端、ラウター川の低地にある。ライン川沿岸地方とモーゼル川上流域(ザール地方)とを結ぶ街道中間に位置するため、すでに9世紀に市場と税関を備えた集落ができ、13世紀に都市権を得た。19世紀中ごろに鉄道が開通し、工業化とともに市街地が拡大した。紡績ミシン・機械部品製造、自動車、鉄道車両修理など各種の工業が立地する。プファルツ地方西部の中心都市として、行政、金融、商業、教育文化の諸機能も充実している。

[朝野洋一]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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