カールシュタット(読み)かーるしゅたっと(英語表記)Karlstadt

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カールシュタット」の意味・わかりやすい解説

カールシュタット
Karsta`dt AG

ドイツの小売グループ大手。 1920年タオル・衣料品製造販売の C.カールシュタットと,小間物・キャラコ・毛織物のアルソフが合併し,設立。 29年ベルリンにヨーロッパ最大の百貨店開店。第2次世界大戦後,セルフサービスの食品売場を百貨店内に設置。 63年店名をカールシュタットに統一。 76年通信販売店の大手ネッカーマンに資本参加。 84年ラート・ウント・タート技術サービス設立。 91年 CENTRUM・ウォレンハウスを買収し,旧東ドイツに進出デパートのカールシュタット 188店,HERTIE35店のほか,専門店5系列 175店,Neckermannチェーン 67店,レストラン 51店などを擁する。さらにヨーロッパ 10ヵ国で通信販売事業を展開し,旅行部門では代理店約 600店をもつ。年間売上高 265億 2700万マルク,総資産 114億 6300万マルク,従業員数9万 4463名 (1997) 。

カールシュタット

「カルルシュタット」のページをご覧ください。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「カールシュタット」の意味・わかりやすい解説

カールシュタット
かーるしゅたっと
Karlstadt
(1480―1541)

本名Andreas Bodenstein。ドイツの神学者、急進的宗教改革者。ウィッテンベルク大学におけるルター同僚として、その改革思想を支持、1519年のライプツィヒ討論会にルターと並んで参加した。しかし21年、ルター不在中のウィッテンベルクで、聖画像の撤廃ミサの根本的変革など、急進的運動を指導したため、ルターと対立し、同市を追われて、南ドイツを漂泊した。晩年バーゼルに住んだ。信仰の面では、狂信的傾向と同時に合理主義的性格を示し、再洗礼派と共通する点もみられた。

[成瀬 治]

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