ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ケアード」の意味・わかりやすい解説
ケアード
Caird,Edward
[没]1908.11.1. オックスフォード
イギリスの哲学者。新ヘーゲル学派の指導者。グラスゴー大学,オックスフォード大学に学び,1866年グラスゴー大学教授,93~1907年オックスフォード,ベリオル・カレッジの学長。カント,ヘーゲルの影響を受け,観念論の立場に立ち,D.ヒューム,J. S.ミルらの経験論に反対した。主著"A Critical Account of the Philosophy of Kant" (1877) ,"Hegel" (83) ,"The Evolution of Religion" (2巻,93) ,"The Evolution of Theology in the Greek Philosophers" (2巻,1904) 。
ケアード
Caird,John
[没]1898.7.30. グリノック
イギリスの神学者。 E.ケアードの兄。 1862年グラスゴー大学教授。主著"An Introduction to the Philosophy of Religion" (1880) ,"Mind and Matter" (88) ,"The Fundamental Ideas of Christianity" (ギフォード講演集,2巻,99) 。
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