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 ケ

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デジタル大辞泉の解説

け[五十音]

五十音図カ行の第4音。軟口蓋の無声破裂子音[k]と母音[e]とから成る音節。[ke]
平仮名「け」は「計」の草体から。片仮名「ケ」は「介」の省画から。

け[終助]

[終助]《過去の助動詞「けり」の音変化》形容動詞の終止形、動詞の連用形に付く。なお、形容動詞に付くときは「だっけ」の形をとる。過去のことを詠嘆的に思い返したり、気づいたりする意を表す。→たっけだっけ
「今吉めは此の頃橘町へ来たと言っ―が、またよし町へこしたかな」〈洒・妓者呼子鳥〉
[補説]近世の江戸語から用いられた。打ち解け話し言葉だけに用いられ、下に「ね」「か」などの終助詞を伴うこともある。「け」が動詞の連用形に付く形は、現代語ではほとんど見られない。

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大辞林 第三版の解説

五十音図カ行第四段の仮名。軟口蓋破裂音の無声子音と前舌の半狭母音とから成る音節。
平仮名「け」は「計」の草体。片仮名「ケ」は「介」の終画を省いたもの。 〔 (1) 奈良時代までは上代特殊仮名遣いで甲乙二類の別があり、発音上区別があったとされる。 (2) 片仮名の「ケ」を「箇」に代用することがある。「一ケ年(=一箇年)」「一ケ月(=一箇月)」など。また、連体修飾語を表す格助詞「が」に代用することもある。「霞ヶ関」「八ヶ岳」など。これらの「ケ」は「箇」の略体「个」から出たものである〕

〔過去の助動詞「き」の古い活用形の未然形〕

( 終助 )
〔助動詞「けり」からできたもの。文章語には用いられない〕
形容動詞の終止形、助動詞「だ・た」の終止形で終わる文末に促音を伴って接続する。
話し手の回想を表す。 「よく学校でいたずらをしたっ-」 「そんな話もあったっ-ねえ」 「よく歌を歌ったものだっ-」
質問文に付いて、相手に念を押す気持ちを添える。 「あなたはどなたでしたっ-」 「なんという名前だったっ-」 〔江戸語・東京語では「だっけ」「たっけ」の形しか用いられないが、関東方言では「見えっけ」「言っけ」などと用いることがある。方言の中で、「かい」「かえ」から転じた「け」という形があるが、これとは異なる〕

( 接頭 )
〔近世語〕
名詞や動詞・形容詞などに付いて、あなどりののしる気持ちを添える。 「 -才六」 「 -あなずる」

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(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説


五十音図第2行第4段の仮名。平仮名の「け」は「計」の草体から、片仮名の「ケ」は「介」の初めの3画からできたものである。万葉仮名には2類あって、甲類に「家」「計」「奚」「鷄」「祁」(以上音仮名)、「異」「來」(以上訓仮名)、乙類に「氣」「既」「居」「戒」(以上音仮名)、「毛」「消」「飼」(以上訓仮名)などが使われ、濁音仮名としては、甲類に「下」「牙」「雅」「夏」「霓」(以上音仮名のみ)、乙類に「氣」「宜」「礙」(以上音仮名)、「削」(訓仮名)などが使われた。(「氣」は清濁両用)。ほかに草仮名としては「(遣)」「(希)」「(氣)」「(稀)」などがある。
 音韻的には/ke/(濁音/ge/)で、奥舌面と軟口蓋(こうがい)との間で調音される無声破裂音[k](有声破裂音[g])を子音にもつ。上代では甲乙2類に仮名を書き分けるが、これは当時の音韻を反映したものとも考えられる。[上野和昭]

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