こんろ(焜炉)(読み)こんろ

世界大百科事典 第2版の解説

こんろ【こんろ(焜炉)】

炊事の際に用いる燃焼器具。床や土間,屋外などへ自由に持ち運びができることが特徴。〈焜炉〉とは,火炉宋音〈コロ〉の音便と推定され,室町時代に中国へ渡った僧侶が紹介したと思われる。簡易なかまどとして,江戸時代には庶民の生活に使われ,形は四角形や丸形があった。材質は土製鉄製があり,素焼きが主で,鉄製は保温性に劣る。炭火や薪を熱源としたこんろは,関東大震災(1923)を契機として,しだいにガス熱源へと移行した。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内のこんろ(焜炉)の言及

【かまど(竈)】より

…食物の煮炊きに用いる施設。
【中国】
 中国の新石器時代では,(てい)・(れき)など3本足のついた器と,鍋・釜など丸底の器とを用いて煮炊きした。前者は直接火にかけるので,かまどは不用である。後者は底を支える支脚ないしは胴部をかけるかまどを必要とする。初期の畑作農耕文化に属する磁山文化の土製支脚は古い例で,平底円筒形の器を支えている。初期稲作農耕文化に属する河姆渡(かぼと)文化(河姆渡遺跡)には,鍔付き釜あるいは(こしき)があり,かまどの存在が予想できる。…

※「こんろ(焜炉)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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