ゴーカート

デジタル大辞泉 「ゴーカート」の意味・読み・例文・類語

ゴー‐カート(go-cart)

遊園地などにある、遊戯用の小型自動車。競技用のものもある。商標名。
[類語]アトラクション遊具乗り物観覧車コースタージェットコースターウオーターシュートウオータースライダーフリーフォールバイキング

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精選版 日本国語大辞典 「ゴーカート」の意味・読み・例文・類語

ゴー‐カート

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] go-cart 手押し車の意 ) 商標名。遊戯、または競走用の構造の簡単なエンジン付き小型自動車。

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改訂新版 世界大百科事典 「ゴーカート」の意味・わかりやすい解説

ゴーカート

パイプ台座を組み,ハンドルブレーキアクセルなどの走行装置をつけ,小さなエンジンを搭載した1人乗り自動車。1956年アメリカのレーシングカー設計者によって現在のようなものが作られた。57年にはこの車がカートkartと名づけられ,〈ゴーカートGo-kart〉の商品名で売り出された。日本では,一般に遊園地などにあるカートに似た車をゴーカートということが多いので,レース用は〈レーシングカート〉と称されている。レース用のエンジンには,日本の場合カート専用の100㏄,オートバイの125㏄エンジンを使うもの,世界的なレースとして年1回行われているワールドカップ用のフォーミュラK(135㏄)などがある。これらは毎分2万回転で,レースでは時速130kmくらいでる。国際自動車連盟FIA),日本自動車連盟(JAF)が,それぞれ国際,国内のカートレースを統轄している。日本では72年に青森県むつ湾サーキットで,はじめて日本カートプリが行われた。現在は,カート専用の100㏄エンジンだけを使用したレースが行われており,キャブレター(気化器)の径の違いによりFSA,FAの2クラスで世界選手権,ワールドカップ(W杯)が開かれている。世界戦は各国持ち回りで秋に,またW杯は鈴鹿サーキットで春に行われている。また,国内ではFSA,FA2クラスのほか,ICAクラスを含め〈全日本カート競技選手権〉がシリーズ戦で展開されている。

 カートレースは,ハンドルの切れ,ダッシュ力などフォーミュラカーに準ずる要素が多分にあり,より上級車種へのステップアップの段階として近年若年層の入門者が増えている。カート出身で有名なのは,元F1ドライバーで,94年シーズンの途中イタリアのイモラ・サーキットで事故死した〈音速貴公子〉セナAyrton Senna(1960-94,ブラジル)である。現在のF1界にも,中野信治らの日本人ドライバーを含め数人のカート出身者がいる。
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百科事典マイペディア 「ゴーカート」の意味・わかりやすい解説

ゴーカート

カートkartとも。ボディのない1人乗り自動車。〈ゴーカートGo-kart〉は商品名。むき出しのフレームに2サイクルエンジン,車輪,座席などを付け,かじ取装置,動力伝達装置は直接式で変速機構がないなど,簡単な構造。1956年,米国のレーシングカーの設計者が考案したといわれ,遊戯用,簡便なスポーツ用として米国で流行,日本にも伝わった。車の大きさを制限し,コースの形態を規定するなど,一定の規則によるレースも行われている。国際自動車連盟(FIA),日本自動車連盟(JAF)が国際・国内のカートレースを統轄している。→自動車競走

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ゴーカート」の意味・わかりやすい解説

ゴーカート
ごーかーと

カート

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