シュターミツ(読み)しゅたーみつ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シュターミツ」の意味・わかりやすい解説

シュターミツ
Stamitz, Johann Wenzel Anton

[生]1717.6.19. ドイチュブロート
[没]1757.3.27. マンハイム
ドイツ,マンハイム楽派の代表的作曲家,バイオリニストボヘミアに生まれ,音楽家であった父のもとで教育を受けた。 1742年,フランクフルトで行なわれたカルル7世の戴冠式のおり,バイオリン名手として注目を集める。ファルツ選帝侯カルル・テオドールに仕え,マンハイム宮廷楽団のコンサートマスターとして新しいマンハイム様式を生み出し,古典派のソナタ形式や4楽章制のさきがけをなした。作品は交響曲を中心に,各種楽器の協奏曲,独奏曲,室内楽など,おもに器楽作品が重要。また同地のオーケストラを,当時ヨーロッパ随一に育て上げた手腕も見落せない。カルル,アントンのニ人の子供もバイオリニスト,作曲家。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「シュターミツ」の意味・わかりやすい解説

シュターミツ
しゅたーみつ

シュターミッツ

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

お手玉

世界各地で古くから行われている遊戯の一つ。日本では,小豆,米,じゅず玉などを小袋に詰め,5~7個の袋を組として,これらを連続して空中に投げ上げ,落さないように両手または片手で取りさばき,投げ玉の数や継...

お手玉の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android