ジャーミストン(その他表記)Germiston

デジタル大辞泉 「ジャーミストン」の意味・読み・例文・類語

ジャーミストン(Germiston)

南アフリカ共和国北東部、ハウテン州の都市。ヨハネスブルク東郊の衛星都市一つ。世界有数の金鉱地帯ウィトワーテルスランド中心地であり、金鉱業が盛ん。鉄道交通要地でもある。

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改訂新版 世界大百科事典 「ジャーミストン」の意味・わかりやすい解説

ジャーミストン
Germiston

南アフリカ共和国北東部,ガウテング州の金鉱地帯の中心都市。人口16万4000(1996)。ヨハネスバーグの衛星都市の一つで,世界最大の金製錬工場を中心に金鉱業に依存して発展した。ジャーミストン湖畔に発電所をもち,酸素液化,機械化学薬品繊維衣料などの工業が発達している。鉄道網の中心であり,広大な鉄道修理工場がある。ヤン・スマッツ国際空港にも近く,別に小型航空機用の空港もある。ウィットウォーターズランドの金鉱の開発に従って,自然発生的に出現した鉱工業都市で,1950年に市制をしいた。ジャーミストン湖などレクリエーションや文化施設も多い。
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ジャーミストン」の意味・わかりやすい解説

ジャーミストン
じゃーみすとん
Germiston

南アフリカ共和国北東部、ハウテン州(旧トランスバール州)南東部の鉱工業都市。ヨハネスバーグの南東16キロメートルに位置する。人口18万6423(1990)。1892年ケープ・タウンからの鉄道が通じて以来、鉄道交通の要地として発展し、同国最大の多数鉄道線接続地となっている。また世界最大の産金地域の中心地で、年間約7億トンを産し、世界の金生産額の約70%を占める。600以上の金鉱、鉄道関連企業があり、南アフリカ共和国有数の工業都市に発展している。

[林 晃史]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ジャーミストン」の意味・わかりやすい解説

ジャーミストン
Germiston

南アフリカ共和国北東部,ハウテン州中部の鉱工業都市。ヨハネスブルク東方約 13km,ウィットウォーターズランド標高約 1700mの地点に位置。金鉱地帯の中心地で,世界最大の金の精錬所がある。綿紡績,織物,鉄鋼,刃物,マッチ,薬品,化学,農業機械などの工業も盛ん。鉄道修理工場,大規模発電所もある。ヨハネスブルクと連接して大都市圏を形成。鉄道の交差点。人口 13万9721(2001)。

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百科事典マイペディア 「ジャーミストン」の意味・わかりやすい解説

ジャーミストン

南アフリカ共和国北部,ヨハネスバーグ東方約13kmにある金鉱都市。世界最大規模の金製錬所があり,機械・繊維・化学工業が行われる。鉄道の要地で空港がある。16万4252人(1996)。

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