イギリスのアフリカ探検家。ナイル川水源の発見者として有名。17歳でインドのベンガル軍に入隊、10年後の1854年、除隊して帰国の途中、R・F・バートンが率いるソマリア探検隊に参加したが失敗に終わった。56年、バートンから招かれふたたび探検隊に参加、57年にはタンガニーカ湖を、58年7月にはナイル川の水源と思われる湖を発見、ビクトリア湖と命名した。62年7月にはナイル川を上り、同湖との分岐点に到着、その地を恩人である陸相リポンにちなみ、リポンフォールと命名した。64年9月、この発見に異論を唱え続けてきたバートンとの公開討論会が準備されたが、その直前に鳥撃ちに出て銃が暴発し不慮の死を遂げた。
[石井摩耶子]
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1827~64
イギリス人探検家。王立地理学協会にバートンとともに派遣され,1858年二人でタンガニーカ湖を,さらに単独でヴィクトリア湖を「発見」。62年ヨーロッパ人として初めて内陸のブガンダ王国に入リ,ムテサ1世に謁見。同年ヴィクトリア湖を白ナイル水源と「確認」。帰途ブニョロ王国で一時監禁されるも帰国。ナイル水源の真偽をめぐるバートンとの討論会を前に自殺。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報
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