ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「スーティン」の意味・わかりやすい解説
スーティン
Soutine, Chaim
[没]1943.8.9. フランス,パリ
ロシア生まれのフランスの画家。貧しいユダヤ人の 11人兄弟の 10番目に生まれ,1913年パリに移住しコルモンに師事,まもなく彫刻家ジャック・リプシツ,画家マルク・シャガール,アメデオ・モジリアニを知る。赤を主調とする強烈な色彩の人物画や静物画は,早くから画商レオポルド・ズブロウスキーらの認めるところであったが,ほとんど作品を発表せず,孤独と貧困,不安と焦燥のうちに病にかかり 50年の生涯を終えた。主要作品『皮を剥がれた牛』(1925頃,オールブライト=ノックス・アート・ギャラリー)など。
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