ソックス(読み)そっくす(英語表記)socks

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ソックス」の意味・わかりやすい解説

ソックス
そっくす
socks

靴下織物編物にかかわらず、くるぶしから膝丈(ひざたけ)までのものをいい、今日では、それより丈の長いストッキングとは区別されている。語源はラテン語で、古代ローマ時代の靴下形の足覆いであるソクスsoccusで、古代からホーズhose(長靴下)の足部を補うため着用された。もとは男子用であったが、16世紀以後女子にも用いられるようになり、今日では男女ともに広く着用されている。古代ギリシア・ローマの喜劇役者の軽い靴もソックスといい、中世には、かかとの低い軽い靴やサンダルを意味することが多く、布製やなめし革製のものがみられる。なお、靴の敷革(しきがわ)のこともいう。

[田中俊子]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ソックス」の意味・わかりやすい解説

ソックス

硫黄酸化物 SOx総称大気汚染物質としての硫黄酸化物をさすときに使われる用語。おもに二酸化硫黄 (亜硫酸ガス。 SO2 ) と三酸化硫黄 ( SO3 ) をさす。

ソックス
socks

足のくるぶしないし膝丈までおおう短い靴下の総称。古くはローシューズ,スリッパ,古代ギリシア,ローマの喜劇役者用の軽い靴を意味した。ときに靴の底革をさすこともある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

マイナ保険証

マイナンバーカードを健康保険証として利用できるようにしたもの。マイナポータルなどで利用登録が必要。令和3年(2021)10月から本格運用開始。マイナンバー保険証。マイナンバーカード健康保険証。...

マイナ保険証の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android