トパーズに似た斜方柱状の結晶をすることが多い鉱物。トパーズに比較して、比重が小さく劈開(へきかい)もほとんど認められないので区別できる。日本では、大分県尾平(おびら)鉱山(閉山)、宮崎県土呂久(とろく)鉱山(閉山)などごく限られたスカルン鉱床にのみ斧石(おのいし)をよく伴って産する。ほかに、変成岩を切る脈として、また熱水鉱脈中、堆積(たいせき)性塩類鉱床中に産する。英名は、最初の産地アメリカのコネティカット州ダンブリーDanburyにちなむ。
[松原 聰]
化学組成CaB2Si2O8の鉱物。斜方晶系。柱状。無色,酒黄色。透明ないし半透明,ガラスないし樹脂状光沢。モース硬度7,比重2.97~3.02。条痕は無色。最初,アメリカのコネティカット州ダンベリーDanburyのドロマイト中に発見された。ダンブリ石は花コウ岩,ペグマタイト,スカルンなどの中に産出する。日本では大分県尾平鉱山,宮崎県土呂久および見立など,産出が九州中部に限られている。美しいものは宝石になる。
執筆者:津末 昭生
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...
12/17 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新