ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「トピアリー」の意味・わかりやすい解説
トピアリー
topiary
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
翻訳|topiary
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
園芸用語。庭木を彫刻的に仕立てたもの。装飾刈り込みともいう。細かい葉や小枝の多い樹種を刈り込んで、人や動物、各種の幾何学的図形などの形に仕立てる。庭の装飾物として観賞する。ヨーロッパでは古代ローマ時代から行われ、刈り込みを行う庭師をトピアリウスtopiarius、その技術をオプストピアリーopustopiariiとよんだ。こうした装飾刈り込みが普及したのは、16世紀前半に整形式庭園が紹介されてからで、とくにイギリスにおいて急速に発達した。わが国での装飾刈り込みとしては文化(ぶんか)年間(1804~18)ごろに江戸・小石川の寺でゴヨウマツ、ヒムロ、シンパクなどの樹種で、動物や灯籠(とうろう)をおもにつくっていた。樹種としては、常緑性で葉が細かくて多く、小枝で芽吹きのよいものが適している。日本ではキャラ、イチイ、イヌツゲ(ツゲ)、西洋ではビャクシン類、ツゲ、セイヨウイチイなどが主として用いられる。
[堀 保男]
地表面や大気層が熱を放射して冷却する現象。赤外放射による冷却。大気や地球の絶対温度は約 200~300Kの範囲内にあり,波長 3~100μm,最大強度の波長 10μmの放射線を出して冷却する。赤外放射...
9/20 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
7/22 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
6/17 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
5/20 小学館の図鑑NEO[新版]昆虫を追加
5/14 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新