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タジキスタンの首都。アムダリヤ支流カフィルニガン川上流のさらに支流バルゾブ川に臨み、標高750~930メートルの台地上にある。人口59万0300(2003推計)。平均気温は1月1℃、7月28℃としのぎやすい。空港があり、また鉄道の分岐点でもある。交通、商業の中心集落として発達し、ロシア革命(1917)後に急成長した新興都市である。人口も、1926年の6000から59年の23万へと急増した。1929~61年の間はスタリナバードСталинабад/Stalinabad(「スターリンの町」の意)とよばれた。革命後、電気、機械、冶金(やきん)の重工業が発達し、食品、皮革、繊維、油脂、ぶどう酒、精肉製造などの軽工業も盛んとなり、タジキスタンの工業生産高の3分の1を占める。中央アジア有数の工業都市であるとともに、自然を残す美しい町としても知られる。1951年タジク科学アカデミーが発足し、またタジク大学や技術専門学校、劇場、博物館があり、学術・文化の中心地にもなっている。
[山下脩二]
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