バタンガス(読み)ばたんがす(英語表記)Batangas

日本大百科全書(ニッポニカ) 「バタンガス」の意味・わかりやすい解説

バタンガス
ばたんがす
Batangas

フィリピン、ルソン島南西部にあるバタンガス州の州都マニラの南方110キロメートルに位置する。人口24万7588(2000)。南タガログ地方の商業、交通の中心地。ミンドロ島フェリーが通っている。付近は火山性台地の農業地帯で、水稲のほかココナッツ、果樹、コーヒーなどを産し、牧畜も行われる。郊外に石油精製工場や日本の協力を得た大型発電所がある。住民タガログ語を話し、郷土意識の強さで知られ、反スペイン革命のとき大きな役割を果たした。

高橋 彰]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「バタンガス」の意味・わかりやすい解説

バタンガス
Batangas

フィリピン,ルソン島南西部,バタンガス半島にある港町。バタンガス州の州都。水運鉄道でマニラと結ばれ,米,サトウキビ,トウモロコシコプラの積出しが盛ん。ベルデアイランド海峡をへだてたミンドロ島のカラパンにフェリーの便がある。漁業も盛んである。人口 18万 4000 (1990推計) 。

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