デジタル大辞泉
「バチャン島」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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バチャン[島]
Pulau Bacan(Batjan)
インドネシア東部,モルッカ諸島に属する島。パティンティ海峡を隔ててハルマヘラ島南半島に接する。面積2200km2,人口約2万。火山性の島で南部のシブラ山(標高2111m)が最高点。海岸線はハルマヘラ島に似て複雑である。かつてはチョウジの産地として知られ,1609年オランダが占拠した。主邑は西岸の地峡部にあるラブハ。住民はスーラ・バチャン系部族で,海岸でヤシ,サゴヤシを栽培したり,密林に覆われた内部でダマール樹脂を採取する。
執筆者:別技 篤彦
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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バチャン島
ばちゃんとう
Pulau Batjan
インドネシア北東部、モルッカ諸島にある島。ハルマヘラ島南西岸沖のモルッカ海に面する。長さ80キロメートル、幅約45キロメートル、面積2366平方キロメートル。火山性の山がちの島で、海岸線は入り江が多く複雑である。中央部には標高2111メートルのシベラSibela山がそびえる。1609年にオランダに占領されるまではスルタン王国がここを中心として栄えた。ダマル樹脂、褐炭を産する。住民はスーラ・バチャン系種族で、中心地は西岸に位置するラブハLabuha。
[上野福男]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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バチャン島
バチャンとう
Pulau Bacan
インドネシア,マルク (モルッカ) 諸島,ハルマヘラ島南西沖に位置する島。主都はラブハ。全島が山地で火山も多く,最高点はラブハ山 (2111m) 。香辛料,コプラ,木材,真珠母貝を産する。金,銅,石炭の鉱脈がある。面積 2300km2。人口約3万。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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