バマコ(その他表記)Bamako

デジタル大辞泉 「バマコ」の意味・読み・例文・類語

バマコ(Bamako)

マリ共和国首都。同国南西部、ニジェール川沿いにある。西アフリカ交通要地で、セネガルダカールまで、フランス植民地時代に敷設されたダカールニジェール鉄道で結ばれる。人口、行政区149万(2007)。

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精選版 日本国語大辞典 「バマコ」の意味・読み・例文・類語

バマコ

  1. ( Bamako ) マリ共和国の首都。マリ南西部、ニジェール川上流の左岸にある。西アフリカ内陸部の交通・経済文化中心地

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改訂新版 世界大百科事典 「バマコ」の意味・わかりやすい解説

バマコ
Bamako

西アフリカ内陸,マリ共和国の首都。人口102万(1998)。〈ワニの川〉を意味するバンバ・コBamba Koから転訛した地名といわれる。同国南西部,ニジェール川西岸にあり,セネガルの首都ダカールと鉄道,道路,航空路で結ばれ,ニジェール川航路の河港でもある。商工業の中心で繊維,食品加工,金属製品などの工業がある。国立大学を中心に学術・文化施設も整っている。当地は11~15世紀のマリ帝国時代にイスラムの学術の中心となったといわれ,その後サハラ越えの隊商ルートの衰退により,19世紀までは停滞してさびれていた。1883年フランス軍に占領され,1908年フランス領スーダンの主都となった。60年のマリ独立とともに首都となる。
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「バマコ」の意味・わかりやすい解説

バマコ
ばまこ
Bamako

西アフリカ、マリの首都。同国南西部、マンディング高原山麓(さんろく)のニジェール川沿岸に位置する。人口90万6700(2002推計)。同国の政治、経済、文化の中心地で、セネガルの首都ダカールと鉄道で結ばれ、ニジェール川の水運、ギニア湾沿岸への道路の起点など交通の要地でもある。1883年フランス軍のスーダン侵略の拠点として建設され、その後植民地支配の中心地となり、1923年ダカールからの鉄道が開通して発展した。60年の独立以後首都となり、地方からの人口流入が続き、市街地も拡大している。ニジェール川左岸の鉄道駅を中心とする地域は植民地時代の市街地で、現在も官庁、銀行、商店が集中する。大統領府は北部丘陵上のクルバにある。62年にニジェール川に架かる大橋が完成して以後右岸の都市化が進み、住宅、大学、国際空港、工場などが立地している。

[藤井宏志]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「バマコ」の意味・わかりやすい解説

バマコ
Bamako

マリの首都。同国南西部,ニジェール川沿岸に位置。地名はバンバコ Bamba Ko (ワニの川) にちなむ。 1650年頃ソンガイ族の王により建設されたといわれる小村であったが,1880年フランスが占領,1908年にはフランス領スーダンの首都となった。行政,商業の中心地であるとともに,セネガルのダカール港と鉄道,道路で結ばれ,ニジェール川水運もある交通の要衝。 1960年ニジェール川に橋が完成。セメント,石油製品,米,コーラナッツ,ラッカセイ (落花生) ,綿花などを集散。大学,植物園,国際空港があり,付近にはフィナ野生動物保護区やバウレ川湾曲部国立公園,先史時代の遺跡などがある。人口 180万9106(2009暫定)。

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百科事典マイペディア 「バマコ」の意味・わかりやすい解説

バマコ

マリの首都。ニジェール川上流部の河港都市で,空港もある。交通,商業の中心地で各種工業が発展。単科大学がある。181万人(2009)。
→関連項目マリ(国)

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