デジタル大辞泉 「ピラシカバ」の意味・読み・例文・類語 ピラシカバ(Piracicaba) ブラジル南東部、サンパウロ州の都市。州都サンパウロの北西約140キロメートル、ピラシカバ川沿いの高地に位置する。サトウキビ栽培の中心地で、農科大学がある。製糖業、農業機械工業、自動車工業の工場も立地。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
改訂新版 世界大百科事典 「ピラシカバ」の意味・わかりやすい解説 ピラシカバPiracicaba ブラジル南東部,サン・パウロ州中央の都市。旧名コンスティトゥイソン。人口36万6442(2005)。1713年マト・グロッソの金鉱発見と同時に宿場として創設。以後サトウキビ栽培とともに発展,19世紀末には鉄道と内陸水運の交点として重要であった。一帯はおもに砂糖産業の地で,砂糖,アルコール,酒類の加工および機械工業が盛んである。サン・パウロ大学傘下のルイス・デ・ケイロス農科大学は名門校として名高い。執筆者:前山 隆 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
日本大百科全書(ニッポニカ) 「ピラシカバ」の意味・わかりやすい解説 ピラシカバぴらしかばPiracicaba ブラジル南東部、サン・パウロ州中部の都市。サン・パウロ市の北西140キロメートル、標高540メートルの高地に位置する。人口32万9158(2000)。サトウキビの大栽培地域の中心地で、ほかに綿花、米、トウモロコシ、タバコ、コーヒーなどをも産し、それらの取引と加工が行われる。製糖、農業機械工業も発達している。著名な農科大学があり、10月には農業祭が催される。[山本正三] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ピラシカバ」の意味・わかりやすい解説 ピラシカバPiracicaba ブラジル南東部,サンパウロ州中部の都市。州都サンパウロの北西約 130kmの高原地帯にあり,ティエテ川支流ピラシカバ川にのぞむ。標高約 540m。同州の主要なサトウキビ栽培地帯の中心地で,サトウキビの集散と製糖が盛ん。ほかに綿花,米,コーヒーなどを集散,加工し,蒸留酒,機械などの工業も行われる。サンパウロと鉄道,道路で連絡。人口 28万 3540 (1991推計) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報