ブカブ(その他表記)Bukavu

デジタル大辞泉 「ブカブ」の意味・読み・例文・類語

ブカブ(Bukavu)

コンゴ民主共和国東部都市。旧称コステルマンスビル。ルワンダとの国境に近いキブ湖南岸の標高約1500メートルの高地に位置する。商業交通中心地近郊世界遺産に登録されたカフジビエガ国立公園がある。

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改訂新版 世界大百科事典 「ブカブ」の意味・わかりやすい解説

ブカブ
Bukavu

アフリカ中部,コンゴ民主共和国(旧,ザイール)東部の都市。人口47万2000(2004)。南キブ州州都である。キブ湖南岸に位置し,湖の東岸ルワンダ共和国である。湖上航路の港で,スズ製錬,綿紡績,農産物加工などの工業をもつ商工業都市でもある。標高1400mの高地にあるため気候は爽涼である。1901年に建設された町で,66年までコステルマンスビルCostermansvilleと呼ばれた。
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ブカブ」の意味・わかりやすい解説

ブカブ
ぶかぶ
Bukavu

アフリカ中部、コンゴ民主共和国(旧ザイール)東部にある南キブ州の州都。人口20万1569(1994)。ルワンダとの国境をなすキブ湖の南岸、標高1600メートルの高原に位置する。一帯はベルギー植民地時代に開発された紅茶、コーヒーなどのプランテーション地域で、その行政、経済の中心地である。食品加工、ビール醸造製薬などの工業が行われ、教員養成大学も置かれている。近郊のカフジ・ビエガ国立公園(1980年世界遺産の自然遺産に登録。1997年危機遺産リスト入り)はゴリラが生息することで有名。

[赤阪 賢]

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百科事典マイペディア 「ブカブ」の意味・わかりやすい解説

ブカブ

コンゴ民主共和国東部,キブ湖南西端の港湾都市。旧名コステルマンスビル。標高1450mの高地にあり,商業・交通の中心地。キブ湖東岸のルワンダと湖上航路で結ばれる。食品加工,醸造などが行われる。空港,気象観測所,地質調査所がある。1920年代から白人の入植者により発展した。47万1789人(2004)。
→関連項目キブ湖

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ブカブ」の意味・わかりやすい解説

ブカブ
Bukavu

コンゴ民主共和国東部の都市。キブ州の州都。ルワンダとの国境にあるキブ湖南西岸,標高 1400mの高地に位置。 1901年建設。気候は快適で,屈曲の多い湖岸は風光美に恵まれ,商工業都市であるとともに観光都市としても発展。スズ,金を産し,スズ製錬,綿紡績のほかビール醸造,食品加工などが行われる。周辺は農牧地帯で,コーヒー,茶,タバコ,キニーネ,畜産物の産地。教育,研究機関も多い。人口 20万 9566 (1991推計) 。

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世界大百科事典(旧版)内のブカブの言及

【キブ[湖]】より

…湖中にはイジウィ島をはじめ多くの島が浮かぶ。南岸のブカブは人口密度の高い湖岸の中心都市であり,美しい風景に恵まれて観光の基地ともなっている。【編集部】。…

※「ブカブ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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