ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ポーイス」の意味・わかりやすい解説
ポーイス
Powys
ポーイス
Powys, Llewellyn
[没]1939.12.2. スイス,クラバデル
イギリスの随筆家,小説家。ポーイス3兄弟の末弟。ケンブリッジ大学卒業。ケニアで農場を経営,ニューヨークに渡り,以後パレスチナ,西インド,スイスと渡り歩いた経歴は,その作品に投影されている。『ドーセット随筆』 Dorset Essays (1935) や『スイス随筆』 Swiss Essays (47) は名作の誉れが高い。ほかに,自伝的小説『愛と死』 Love and Death (1939) など。
ポーイス
Powys, John Cowper
[没]1963.6.17. メリオネス
イギリスの小説家,詩人。ポーイス3兄弟の長兄。小説『グラストンベリー・ロマンス』A Glastonbury Romance (1933) などのほか,評論『ドストエフスキー』 Dostoievsky (46) やホメロス研究 (54,59) ,詩集『ルーシファー』 Lucifer (1956) ,自伝 (34) がある。
ポーイス
Powys, Theodore Francis
[没]1953.11.27. ドーセットシャー,マップパウダー
イギリスの小説家。ポーイス3兄弟の次兄。ドーセットシャーの田舎に住み,南イングランドの田園や農民の生活を主題にした作品を書いた。写実とアレゴリーの手法にユーモアを交えた独特の作風。主著『ウェストン氏のよいワイン』 Mr. Weston's Good Wine (1927) 。
ポーイス(伯・侯家)
ポーイス[はく・こうけ]
Powis, Earls and Marquesses of
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