める(読み)める(その他表記)Max Mell

精選版 日本国語大辞典 「める」の意味・読み・例文・類語

め・る

  1. 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙 ( 「めりやす」の「めり」を活用させた語 ) めりやすを歌う。
    1. [初出の実例]「壱弐冊めると娘はこましゃくれ」(出典:雑俳・川柳評万句合‐明和七(1770)信三)

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「める」の意味・わかりやすい解説

メル
める
Max Mell
(1882―1971)

オーストリア劇作家ウィーン生まれ。ウィーン大学卒業後ほぼ生涯にわたり、小説、戯曲、詩を書き続ける。第一次世界大戦に従軍。初期の作品に『ラテン物語』(1904)、『夢の三女神』(1907)がある。ナチスの「血と土」の思想を、第二次大戦後は追放するが、本来が血縁と大地の結び付きをたいせつにするオーストリアの風土は、メルの作品(とくに詩)になお色濃く保存される。ホフマンスタール親交、その影響を受ける。三部作の使徒劇(1922~27)では、不信心の真実追究者が最後には人間自身の内に神聖が宿ることを信じるヒューマニストになる過程が描かれる。1940年『祖先の劇』(1936)がナチスに禁じられ、51年まで沈黙ほかに戯曲『ニーベルンゲン災厄』(1951)、『ジャンヌ・ダルク』(1956)、『パラツェルズス』(1964)などがある。

[横田ちゑ]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「める」の意味・わかりやすい解説

メル
Mell, Max

[生]1882.11.10. マールブルク
[没]1971.12.13. ウィーン
オーストリアの劇作家,小説家。ウィーン大学卒業後,ホーフマンスタールやリルケの影響を受けて創作専念。『使教徒』 Das Apostelspiel (1922) が最も有名。キリスト教の愛の観念基調となっている。2部作『ニーベルンゲンの災厄』 Der Nibelungen Not (51) など伝説,歴史に取材した戯曲のほかに,詩,散文もある。

メル
mel

音の高さの感じを表わす単位記号は mel。正常な聴者が 1kHz,40dBの純音を聞いたときの高さの感じを 1000melとし,その n倍と感じられる高さを 1000nmelとする。メル数は感覚的な量であって,一般に振動数とは比例しない。単位名はラテン語のメロディア (旋律) に由来する。

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世界大百科事典(旧版)内のめるの言及

【ハル】より

…能楽囃子や歌舞伎・長唄囃子の鼓や太鼓でも,空気が乾燥して音が高くなった結果,深味のない音色として感じとられたときに,ハッているという。これらの楽器のハルはメルに対する。三味線音楽でも浄瑠璃には,それとは別にフシの名称としてのハルがある。…

※「める」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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