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やぶ入り(藪入り) やぶいり

世界大百科事典 第2版の解説

やぶいり【やぶ入り(藪入り)】

江戸町人の間で,商家に勤める奉公人たちが,1月と7月の16日に,休暇をもらって,家に帰る休日のこと。奉公人たちは主人から仕着せやこづかいをもらって帰省したが,この日は各所の閻魔堂に参ったり,やぶ入りをあてこんだ芝居などを見物したりもした。やぶ入りの語源については諸説があり定まっていない。宿下がりがなまった表現であるとか,養父・義父入りというあて字もある。しかし都会に住む人間が,田舎に対して,やぶ(藪)と表現したことは十分に察せられる。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内のやぶ入り(藪入り)の言及

【閻魔】より

…閻魔は冥府の王として仏教とともに日本に入り,恐ろしいものの代名詞とされたが,地蔵菩薩と習合して信仰対象にもなった。奈良時代には閻羅王と書かれ,まれに閻魔国とも書かれている(《日本霊異記》)。閻羅は閻魔羅闍(えんまらじや)Yama‐râjaの略で,閻魔王の意味である。これは《仏説閻羅王五天使経》または《閻羅王授記四衆逆修生七往生浄土経》に拠ったものであろう。後者は《預修十王経》ともよばれるように,閻魔王のほかに9王を加えて10王とし,閻魔王を裁判長として陪審の形をとっている。…

※「やぶ入り(藪入り)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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