リモートアクセス(読み)りもーとあくせす(英語表記)remote access

翻訳|remote access

デジタル大辞泉 「リモートアクセス」の意味・読み・例文・類語

リモート‐アクセス(remote access)

公衆回線を使って遠隔地のコンピューター接続すること。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

図書館情報学用語辞典 第5版 「リモートアクセス」の解説

リモートアクセス

(1)ネットワーク情報資源のように資料の物理的格納先が不明の場合や,CDチェンジャーに搭載された個々のCDを利用する場合など,利用者が資料の収載された物理的媒体を直接手にとることがない電子資料の利用形態.リモートアクセスされる資料は,書誌情報を記録する際に物理的媒体に関する情報を記録する必要がないかまたは記録が不可能であるため,ローカルアクセスされる資料の記述と違いが生じることがある(例:形態に関する事項欠落).(2)特に大学図書館において,自宅などの学外から学内ネットワークに接続して電子ジャーナルデータベースにアクセスすること.

出典 図書館情報学用語辞典 第4版図書館情報学用語辞典 第5版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「リモートアクセス」の意味・わかりやすい解説

リモートアクセス
りもーとあくせす
remote access

任意のネットワークやコンピュータに、専用回線インターネットを経由して、離れた位置から他のコンピュータがアクセスして利用すること。狭義には、企業内のネットワーク(LAN(ラン))に社内にいるときと同様のネットワークアクセスを社外からも可能にすることをさす。広義には、インターネットバンキングクラウドサービスなどの利用も含む。遠隔地にいてもネットワークを介してデータなどの参照、操作、アプリケーションの利用が可能になるため、業務の効率化やコストダウンができ利便性が増す。ただし、通信速度などにより、操作に制限が生じたり、接続に一定の手続が必要になったりすることもある。

 専用回線利用に比べ、インターネット経由でリモートアクセスを使用する場合は、より厳しいセキュリティ対策が必要となる。具体的には、VPNやSSLといった暗号化通信技術を利用することが多い。携帯端末による通信が未熟であった2000年代なかば以前は、リモートアクセスには専用回線が必須(ひっす)であったが、その後のインターネット通信や暗号化の技術の発達により、広く安価に実現できる環境が整備されるようになった。

[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

IT用語がわかる辞典 「リモートアクセス」の解説

リモートアクセス【remote access】

インターネットや公衆回線網を通じて、遠隔地にあるコンピューターやLAN(ラン)などに接続すること。外部から電子メールの送受信やアプリケーションソフトの利用が可能となる。

出典 講談社IT用語がわかる辞典について 情報

ASCII.jpデジタル用語辞典 「リモートアクセス」の解説

リモートアクセス

通信回線を通して、遠隔地にあるコンピューターやデバイスに接続すること。接続先の機器と情報を共有したり、データをお互いに利用したりできる。

出典 ASCII.jpデジタル用語辞典ASCII.jpデジタル用語辞典について 情報

パソコンで困ったときに開く本 「リモートアクセス」の解説

リモートアクセス

手元のパソコンやスマートフォンなどを使い、通信回線経由で接続した遠隔地のパソコンやサーバーなどを操作することです。
⇨スマートフォン

出典 (株)朝日新聞出版発行「パソコンで困ったときに開く本パソコンで困ったときに開く本について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android