百科事典マイペディア 「ルビンステイン」の意味・わかりやすい解説
ルビンステイン
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ポーランド出身のピアノ奏者。1946年アメリカの市民権を得,ニューヨークとパリを本拠に世界各地で精力的な演奏活動を続けた。20世紀を代表する名ピアノ奏者の一人で,とくにショパンを得意にしていたが,バッハから近代音楽まで,幅広いレパートリーの持主であった。典型的な神童で,1900年ヨアヒムの指揮でベルリンでモーツァルトの協奏曲を弾いてデビュー,1906年初めて渡米し,早くも聴衆の熱烈な支持を得,以後,独奏者としての華麗な活動に入る。その間天性の演奏技術にいっそう磨きをかけ,20年代に入ると名声は不動のものとなった。46年には,ハイフェッツ,ピアティゴルスキーとトリオを結成,室内楽でも大成功を納めた。74年ルビンステイン国際ピアノ・コンクールを創設。76年ロンドンでの公演を最後に引退した。1935年と66年に来日した。
執筆者:岩井 宏之
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