日本大百科全書(ニッポニカ) 「ロカルノ」の意味・わかりやすい解説 ロカルノろかるのLocarno スイス中南部、ティチーノ州の都市。マッジョーレ湖に臨み、美しい風光と相まってスイスではもっとも気候温暖な都市で、19世紀以来、観光客を多く集めている。同州の観光都市ルガノより年平均気温で3℃も高い。人口は1万4417(2001)であるが、夏季の観光シーズンには倍以上になる。ゲルマン系スイス人やドイツ人の老人がここに移住して余生を楽しむ。イタリア語を話す人は少数であり、ここで活躍するためにはドイツ語をよくすることが条件とされる。[前島郁雄] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ロカルノ」の意味・わかりやすい解説 ロカルノLocarno スイス南部,ティチーノ州の都市。マッジョーレ湖の北岸に位置し,すでに8世紀から史料にその名がみえる。美しい自然に囲まれ,地中海性の温暖な気候と相まって絶好の観光・保養地。 1512年ミラノ領からスイス領へ移行し,1815~78年にはティチーノ州の3州都の一つであった。 1925年のロカルノ条約調印の地。人口1万 4430 (1990) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報