アインシュタイン=ド・ハース効果(読み)アインシュタイン=ド・ハースこうか(英語表記)Einstein-de Haas effect

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

アインシュタイン=ド・ハース効果
アインシュタイン=ド・ハースこうか
Einstein-de Haas effect

A.アインシュタインと W.J.ド・ハースが 1915年に発見した現象強磁性体のある軸方向の磁化ΔM だけ変化させると,その軸まわりに角運動量が ΔJ 変化する現象。 ΔM=(gμ0e/2m)ΔJ の関係がある。 me は電子の質量電荷,μ0真空透磁率g (g因子 ) はほぼ2に等しくなる。これは強磁性の原因が電子のスピンであることを示す。

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