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アオコ(青粉) アオコ

百科事典マイペディアの解説

アオコ(青粉)【アオコ】

池沼,養魚池などで大発生して水を青緑色に変じさせる微小な藻類の総称,またその大発生の現象をいう。主としてラン藻類のミクロキスティスやアナベナなどで,富栄養な水質を好み,晩春から夏に多い。
→関連項目富栄養化水汚染

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世界大百科事典 第2版の解説

アオコ【アオコ(青粉) Microcystis】

池や湖沼などに生育し,ときどき大繁殖して,魚貝類を大量に死滅させたり,水質を悪化させるなどの被害をもたらす,クロオコックス科の微細な群体性の浮遊性ラン藻の属の総称名。それぞれの個体は直径3~6μmの球形の単細胞であるが,二分裂で増殖した後も娘細胞はたがいに接近して粘質物質に包まれて位置し,全体は大きさ300μm内外の球形または球形が多少くずれたような形状の群体となる。とくに初夏から夏の時期に爆発的に増殖して水面に青い粉を吹いたように盛り上がって群生する。

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世界大百科事典内のアオコ(青粉)の言及

【湖沼】より

…これに対し平野の浅い湖では,植物プランクトン量は全体として多く,春はホシガタケイソウ,オビケイソウ(フラギラリア)などのケイ藻,夏はミクロシステス,アナベナなどのラン藻が大増殖をする。とくにラン藻の大増殖時には,湖面全体が緑青色を呈するほどになり,水の華またはアオコと呼ばれる。湖沼の動物プランクトンの主要構成要素は,甲殻類に属するミジンコやケンミジンコおよびワムシ類のほか,各種原生動物がある。…

【大発生】より

… 魚の大発生は豊漁と呼ばれることもあり,その結果,時には大量死亡も起こりうる。赤潮は,海や湖,沼や池などの水域に植物または動物プランクトンが大発生した場合の総称で,水の華とか,色によっては青潮またはアオコとも呼ばれる。この現象は,その水域の富栄養化によって起こり,ひどい場合には魚や貝の大量死亡をまねくこともある。…

【淡水藻】より

…これとは逆に,大繁殖して水の華(淡水赤潮)を起こし,水質を変化させて有用魚貝類に被害を与える淡水藻もある。その代表はラン藻のアオコ,黄金色藻のウログレナUroglena americana Calkins,渦鞭毛藻のペリディニウムなどである。【千原 光雄】。…

※「アオコ(青粉)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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