アップ(その他表記)up

翻訳|up

デジタル大辞泉 「アップ」の意味・読み・例文・類語

アップ(up)

[名](スル)
上がること。上げること。「レベルがアップする」「ベースアップ」「イメージアップ」⇔ダウン
終了すること。「あと一か月で撮影アップする」「クランクアップ」「タイムアップ
アップスタイル」の略。「アップが似合う」
クローズアップ」の略。「アップで撮る」
ゴルフマッチプレー球技などで、リードしていること。「ワンゲームアップ」⇔ダウン
ウオーミングアップ」の略。「午後レースに向けてアップを始める」
アップロード」の略。「TSVデータをデータベースにアップする」
[類語]増加増大増殖増量繁殖増幅増強拡充倍増倍加累増累加逓増漸増急増激増増進増益増額増収増給増設増税増便増発増車増員増兵亢進底上げエスカレート

アップ(App)

米国アップル社のiPhoneiPod touchiPad用のアプリケーションソフトの総称。同社が運営する配信サービスのアップストアダウンロードして利用する。企業だけでなく、一般ユーザーが自作したものを販売することもできる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「アップ」の意味・読み・例文・類語

アップ

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] up は「上へ」の意 )
  2. ( ━する ) 基準、水準、能率、出力、賃金などを引き上げること。また、それらが上がること。「ベースアップ」「レベルアップ」
    1. [初出の実例]「最も女性にチミチをアップさせた色男型だ」(出典:漫談集(1929)〈徳川夢声〉見習諸勇列伝の巻)
  3. ( 「アップスタイル」の略 ) 婦人の髪形の一つ。うしろ髪を上げて頭の上の方でまとめたもの。
    1. [初出の実例]「はじめてアップにした私の髪」(出典:斜陽(1947)〈太宰治〉四)
  4. ( 「クローズアップ」の略 ) 映画や写真の大写し。カメラを被写体にごく近づけるか、望遠レンズを用いるかして写す。〔モダン用語辞典(1930)〕
  5. 他人のものを盗む、巻きあげることをいう、不良仲間などの隠語。〔特殊語百科辞典(1931)〕
    1. [初出の実例]「文房具屋から鉛筆を一本アップするとか」(出典:明治大正見聞史(1926)〈生方敏郎〉明治時代の学生生活)
  6. ゴルフのマッチプレーで、相手より勝っているホールの数。
  7. ( ━する ) 「アップロード」の略。
  8. 終わって、最後の点まで、すっかりの意。他の語と複合しても用いる。「ウォーミングアップ」「タイムアップ」「リストアップ

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

日本の企業がわかる事典2014-2015 「アップ」の解説

アップ

正式社名「株式会社アップ」。英文社名「UP INC.」。サービス業。昭和52年(1977)設立。本社は兵庫県西宮市高松町。阪神地域中心に展開する学習塾大手。インターネット回線を利用する遠隔学習システム、非受験型教育サービスなども行う。東京証券取引所第2部旧上場。平成24年(2012)ベネッセホールディングスTOBによる完全子会社化にともない上場廃止

出典 講談社日本の企業がわかる事典2014-2015について 情報

デジタル大辞泉プラス 「アップ」の解説

アップ

イギリスの男性歌手、オリー・マーズの曲。アメリカの女性歌手、デミ・ロヴァートとのデュエット曲。2015年発売のアルバム「ネヴァー・ビーン・ベター」収録曲。原題《Up》。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

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