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アレッポ アレッポ Aleppo

翻訳|Aleppo

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アレッポ
アレッポ
Aleppo

アラブ語でハラブ Halab。シリア北西部,ハラブ県の県都。クワイク川沿いの石灰岩の丘 (390m) に位置する。内陸性気候で,夏季最高気温は 43~46℃。メソポタミア小アジアエジプトの文明の影響を受けて早くから都市国家が誕生。

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デジタル大辞泉の解説

アレッポ(Aleppo)

シリア北西部の商業都市。古来、東西貿易の中継地。繊維工業が盛ん。アレッポ城や巨大なスークモスクなどがあり、1986年、「古代都市アレッポ」の名称で世界遺産文化遺産)に登録。2013年、国内騒乱による破壊などが理由で危機遺産に登録された。人口、行政区445万(2008)。ハラブ。

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百科事典マイペディアの解説

アレッポ

シリア北部の商業の中心都市。アラビア名はハラブ。古くから東西交通の要地で,鉄道の分岐点。綿花の大集散地で絹・綿織物取引が盛ん。古代エジプト,ヒッタイト,アッシリア帝国時代にすでに知られ,636年イスラム教徒の支配に入った。

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世界大百科事典 第2版の解説

アレッポ【Aleppo】

シリア北部の都市で同名県の県都。人口154万2000(1994)。アラビア語でハラブḤalabタウルス山脈の麓に位置し,クウェイク川が貫流する。首都ダマスクスと並ぶ大都市で北部シリアの商工業の中心をなし,織物,セメント,セッケン,皮革,食品加工などの工業が有名である。肥沃な農業地域を背景としており,綿花,穀物,果物,およびピスタシオなどが栽培される。古くからユーフラテス川流域と地中海,シリア南部とアナトリア地方を結ぶ商業交通上の接点で,天井が覆われた路地を有するアレッポスーク(市場)は,絹,香料類,宝石類,銅など特定商品ごとの店舗集団に分かれており,その起源は15世紀にまでさかのぼる。

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大辞林 第三版の解説

アレッポ【Aleppo】

シリア北部の商業都市。古来、東西交通の要地。繊維工業も盛ん。アラビア語名、ハラブ。

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知恵蔵miniの解説

アレッポ

シリア北部にある商業都市で、人口は約210万人(2004年時点)。アラビア語では「ハラブ(乳)」と呼ばれる紀元前1800年頃より居住が始まり、地中海とユーフラテス川の間に位置する地の利の良さから、東西交易の要衝として栄えた。歴史的な古い街並みや遺跡を今に伝える旧市街は、1986年に「古代都市アレッポ」として世界文化遺産に登録されている。現在は、織物、セメント、石けん、皮革、食品加工などの工業が発達し、北部シリアの経済の中心地として知られるが、2012年7月より政府軍と反体制派による内戦の激戦地となり、市民の多くが市街地から避難、日本人ジャーナリストが銃撃を受けて死亡するなど、治安の悪化が深刻化している。

(2012-08-22)

出典|(株)朝日新聞出版発行
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アレッポ
あれっぽ
Aleppo

シリア北部、地中海とユーフラテス川の間にある同国第二の都市。人口193万3700(2003推計)。標高400メートルの内陸高原にあり、気候は大陸性であるが、地中海の影響を受けて冬に雨がある(年降水量400ミリメートル)。アラビア名をハラブalabといい、すでにヒッタイト期(前2000~前1200)の碑文のなかにその名が刻まれている。海洋民族フェニキア人とメソポタミアの内陸民族が出会う場所で、東西交通の要衝として古くから栄えた。またそのために、中近東を支配下に置こうとする諸勢力の係争地となってきた。16世紀のオスマン・トルコ治下では中近東最大の商業都市として繁栄した。北部シリアの経済の中心で、小麦、大麦、綿花、ゴマ、オリーブ、果実、羊毛などの農産物の集散地である。また絹や綿織物、皮革品など伝統産業のほかに、食料品、紡績、セメントなどの近代工業も発達している。地中海沿岸の港湾都市ラタキア、首都ダマスカス方面やトルコ、イラク方面へ行く鉄道の分岐点である。市内には中世のアラブ式城砦(じょうさい)、スーク(大市場)、国立博物館などがある。1986年に「古代都市アレッポ」として世界遺産の文化遺産に登録されている(世界文化遺産)。[原 隆一]

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世界大百科事典内のアレッポの言及

【シリア】より

…彼の王朝は前3千年紀末葉のシリアを支配した。またアレッポの南南西にある都市エブラが全シリアに支配勢力を伸ばした(前2400ころ‐前2250ころ)。これはシリア史上まれにみる帝国であった。…

【都市】より

…もちろん都市の周辺には,都市民に小麦や大麦などの食糧を供給するむらが散在し,またときに定着民と敵対しつつ,平時には武力や乳製品を提供する遊牧民の存在も無視することはできない。バスラやアレッポのような都市の名称が,同時にその周辺のむらや牧草地を含む地方名としても用いられる慣行は,都市とむらと遊牧社会の有機的な結合関係を端的に示すものといえよう。しかし権力者や富裕者はきまって都市に居住し,彼らは商業活動や土地経営による富を都市に集中したから,豊かな消費生活や創造的な文化活動が都市以外のところにおこる可能性はほとんど残されていなかったのである。…

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