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アーチェリー アーチェリー archery

翻訳|archery

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アーチェリー
アーチェリー
archery

洋式の弓に矢をつがえて一定距離にある標的を射合い,正確さを競う競技。洋弓。弓矢は有史以前に発明され,世界のあらゆる民族によって狩猟や戦いの武器として独自に工夫,改良されてきた (→ ) 。

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

アーチェリー

さまざまな距離や競技方法があるが、五輪などでは70メートル先にある直径122センチの的を狙う。的には同心円の帯が並び、中心が最高得点の10点で外側へ向かって1点ずつ低くなり、最も外側は1点。五輪では個人戦と、国・地域による団体戦がある。

(2016-01-03 朝日新聞 朝刊 愛媛全県・1地方)

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デジタル大辞泉の解説

アーチェリー(archery)

西洋式の弓。洋弓。また、それを用い、的を射て得点を競う競技。

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百科事典マイペディアの解説

アーチェリー

西洋で発達した弓術。洋弓とも。で矢を射て,標的への的中率で得点を争う競技。17世紀以降英国を中心に欧米で発達。ターゲットアーチェリー(標的競技)とフィールドアーチェリーがある。

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世界大百科事典 第2版の解説

アーチェリー【archery】

西洋で発達した弓術。日本では,古来より武道として独自に発達した弓道があるため洋弓の語も用いた。
[歴史]
 〈弓〉の歴史は目的からたどれば世界共通であり,狩猟に始まり,武器に発展し,現在のようにスポーツとなった。アーチェリーはメディタレニアン型(地中海型)と称して,3本指の第1関節に弦をかけて引く射法で,東洋の親指に弦をかけて引くモンゴリアン型とおおいに異なる。地中海周辺を中心に,ヨーロッパ各地から出土する弓および矢じりから判断して,その歴史は旧石器時代後期にさかのぼることは定説となっている。

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大辞林 第三版の解説

アーチェリー【archery】

西洋式の弓術。また、それに用いる弓。洋弓。
洋弓を用いるスポーツ。標的(ターゲット)をねらい射ちし、得点を争う。ターゲット競技やフィールド競技などの種目がある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アーチェリー
あーちぇりー
archery

語源はラテン語のarcusで、弓という意味。広義ではあらゆる種類の弓、および弓を引くことを意味する。狭義では日本古来の弓道(和弓)と区別して洋弓と訳し、メディタレニアン・スタイル(地中海型)の射法の弓術をさす。世界の弓の射法を大別すると、このほか、モンゴリアン・スタイル(蒙古(もうこ)型)、ピンチ・スタイル(南方型)を加えて3種類に分類されている。メディタレニアン・スタイルの射法は、人差し指・中指・薬指の三つ指で弦を引き矢は弓の左側につがえる。ピンチ・スタイルの射法は、つまみ引きで矢は弓のどちらにつがえてもよい。モンゴリアン・スタイルの射法は、親指で弦を引き矢は弓の右側につがえる。日本の弓道はモンゴリアン・スタイルに属する射法である。[高柳憲昭]

歴史

弓矢がいつ発明されたか確かではないが、考古学者によれば、猿人、原人の段階では弓矢の使用を知らなかったといわれる。スペイン南東部の洞窟(どうくつ)壁画には弓矢がはっきりと描かれており、約1万年前のものと推定され、史実としては最古のものである。弓矢の発明は明らかに人類の歴史における文化的向上を示すものであり、火の発見、言語の発達とともに人類の生存と繁栄に大きな役割を果たした。もっとも弓矢は狩猟のためばかりでなく、16世紀に鉄砲が出現するまで、戦いの武器として重要なものであった。鉄砲の出現とともに弓矢は武器としての価値が薄れ一時衰退したが、やがてイギリスを中心にスポーツとして発達した。なかでもヘンリー8世(1491―1547)は熱心なアーチェリー愛好者であった。18世紀後半にアメリカにも普及し、以後各国で盛んになっていった。
 1931年国際アーチェリー連盟Fdration Internationale de Tir l'Arc(FITA、現、WA=World Archery)が結成され、ターゲット・アーチェリーの世界大会が2年ごとに行われるようになった。フィールド・アーチェリーも1936年から、ターゲット・アーチェリーの開催日と重ならないように世界大会が行われている。日本には1939年(昭和14)菅重義(すがしげよし)(当時読売新聞記者)によって紹介され、1966年(昭和41)全日本アーチェリー連盟が発足、以後急速に普及していった。1904年オリンピック第4回ロンドン大会と1920年第7回アントワープ(ベルギー)大会において競技が行われたが、それ以来53年ぶりに1972年第20回ミュンヘン大会でオリンピック正式種目として復活した。1976年(昭和51)モントリオール大会では、日本の道永宏(みちながひろし)選手が銀メダルを獲得している。また山本博(やまもとひろし)選手はロサンゼルス大会(1984)で銅メダル、アテネ大会(2004)で銀メダルを獲得している。[高柳憲昭]

用具

弓 bow 1張(はり)、矢 arrow 6本1組、アームガード arm guard、グローブ glove またはタブ tab、クィーバー quiver(矢入れ)、サイト sights(照準器)、ボウケース bow case(弓矢を入れるもの)などが基本用具である。[高柳憲昭]

射法と基本動作

スタンス(足構え)、セット(胴構え)、ノッキング(矢つがえ)、セットアップ(射(う)ちおこし)、ドローイング(引き分け)、フル・ドロー(会、十分に引き分けを終えた状態)、リリース(離れ)、フォロースルー(残身)の8節に分けることができる。正確な動作に加えて、コンセントレーション(精神集中)がとくに必要とされる。また、体力に応じた弓を使用すれば、老若男女を問わずだれでも手軽にできるスポーツである。[高柳憲昭]

競技方法

WA競技規則には次の4種目の競技がある。
(1)ターゲット(標的)・アーチェリー この競技にはアウトドア・アーチェリーとインドア・アーチェリーがあり、リカーブとコンパウンドの2部門がある。アウトドア・アーチェリーを一般にターゲットといっている。男子では90・70・50・30メートル、女子では70・60・50・30メートルの各四つの距離から、36本ずつ計144本の矢を射て1ラウンドとし、シングルラウンドまたはダブルラウンドの合計得点で勝負を決める。オリンピックや世界大会では4日間のダブルラウンドが規定になっている。オリンピック競技ではすべての競技が現在70メートル(122センチメートル標的面を使用して72射)、ターゲット・アーチェリーのみで行われ、個人戦と団体戦がある。国内でも国体では70メートルで競技が行われている。標的は60メートル以上では直径122センチメートル、50メートルと30メートルでは80センチメートルのものを用いる。標的は中心から、黄、赤、青、黒、白の5色に等分に色分けされ、それぞれの色を二分し10区分とするが、得点は中心を10点とし、外側へ向かって1点ずつ少なくなる。標的の中心部分にもうひとつ小さな輪のinner10(インナーテン)が設けられ、得点は10点だが同得点の場合inner10に的中した数で競われることになる。インドア・アーチェリーは、25メートルでは60センチメートル標的面を使用し60射する。18メートルでは40センチメートル標的面を使用し60射する。複合インドア・アーチェリーは25メートルと18メートルをこの順序で連続して行う。
(2)フィールド(野外)・アーチェリー 山野の地形を利用したフィールド・アーチェリーでは、ベアボウ、リカーブ、コンパウンドの3部門があり、マークコース(距離が定まっている)とアンマークコース(距離がわからなくしてある)の2種類のコースがある。アンマークコースは公式戦の際に特設されるのが普通で、伏せられた距離を正確によみとる必要がある。距離に応じて20・40・60・80センチメートルの的を使う。各コース24標的を3射する。キャデットベアボウ(17歳以下で弓に標準器やスタビライザーを使用してはいけない弓)の場合、黄色のポスト(発射位置)で行射する。青色のポストでは、ベアボウとキャデットリカーブ(17歳以下で標準器やスタビライザーを使用してよい弓)と、キャデットコンパウンド(17歳以下でコンパウンドという弓を使用する)の射手が行射する。また赤色のポストではリカーブとコンパウンド弓を使用する射手が行射する。アンマークコースの最長距離は55メートル、マークコースは60メートルである。なお標的面も得点帯の色は黄色(6・5点)と黒色(4・3・2・1点)に分かれるが、黄色の分割線は1ミリメートル以下の黒線、また黒色の分割線は1ミリメートル以下の白線で、分割線に的中した得点は高いほうの得点帯に含まれる。
(3)クラウト・アーチェリー 男子165メートル、女子125メートルの距離から、地面に描かれた直径15メートルの標的に向けて射る競技で、射数は36本。
(4)フライト・アーチェリー 最大飛行距離をねらう競技で、矢は6本。
 なお、(3)と(4)は日本ではほとんど行われていない。[高柳憲昭]
『高柳憲昭著『みんなのアーチェリー』(2007・学習研究社)』

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