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ウィニー うぃにー Winny

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知恵蔵2015の解説

ウィニー

Winny」のページをご覧ください。

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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デジタル大辞泉の解説

ウィニー(Winny)

日本で開発されたピアツーピア型のファイル交換ソフトの一。
[補説]利用者の匿名性が非常に高いため、違法なファイル交換に使用されやすく、著作権侵害行為を幇助(ほうじょ)したとして開発者が逮捕されたという経緯があった。一審は有罪であったが、平成21年(2009)10月、大阪高裁は、「ウィニーにはさまざまな用途があり、価値中立的なソフト」であるとして無罪の判決を出した。平成23年(2011)12月、最高裁判所検察側の上告を棄却し、無罪が確定。ソフトの公開・提供が著作権侵害の幇助にあたるのは、「そのソフトが具体的な侵害行為が行われることや、入手者の多くが違法な用途に利用する可能性が高いことを、提供者が認識・容認していた場合に限られる」との基準が示された。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ウィニー
うぃにー
Winny

インターネットを介して、ファイルを共有することのできるアプリケーションソフト。2002年(平成14)5月に公開された。日本で開発され、流通していたファイル交換ソフト「WinMX」の進化版という意味で、“MX”のアルファベットを一つずつ進め“NY”としたものが、「WinNY(ウィニー)」という名称の由来である。
 ウィニーには、中央サーバーを経由せず、不特定多数のコンピュータ同士が直接ファイルを共有できるピュア(純粋型)P2P(ピアツーピア)方式で動作する機能、ファイルをまず第三者のコンピュータに送信させ、そこから受信することのできる転送機能、さらに送受信するファイルの内容を「暗号化」する機能などがある。これらの機能が備わっていることから高い匿名性をもち、利用者は、自分がダウンロードしたファイルの受信状況を除き、どのような内容のファイルがどこから送受信されているのかを知ることはできない仕組みになっている。そのため結果的に、映画やテレビドラマなどの著作権を有するデータをはじめ、個人情報保護法、猥褻(わいせつ)物頒布罪、児童ポルノ規制法などに違反するような違法ファイルが数多く送受信されるようになり、利用者数を急速に増やしていった。
 2003年11月には、ウィニーを利用して違法に映画とゲームソフトを共有したとして2人が逮捕され、翌年5月には著作権侵害を幇助(ほうじょ)したとしてウィニーの開発・配布者が逮捕された(2008年6月現在、係争中)。また、ウィニーを利用して入手したファイルからコンピュータ・ウイルスに感染するケースが多発し、内部データが逆にウィニーのネットワーク上に流出する事件が起こるようになった。データの流出は個人情報にとどまらず、一般企業や官公庁でも機密情報の漏洩(ろうえい)が発覚し、ずさんな管理体制とともに社会問題となった。[編集部]

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