ウォルサム(英語表記)Waltham

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ウォルサム
Waltham

アメリカ合衆国,マサチューセッツ州東部の都市。ボストンの西方約 15km,チャールズ川河畔に位置する。 1636年,町の中央にあった約 2mの滝を使って製粉工場ができたのが,工業都市としての始り。次いで 1788年そこに製紙工場ができ,さらに 1813年合衆国で初めて綿花から織物までを加工する綿紡績工場が完成し,工業化が進んだ。長年時計メーカーとして代表的地位を占めてきたウォルサム時計会社 (1854創設) が,市の発展に大いに寄与した。その後時計工業の地位は電子装置や精密器械工業に代られ,今日にいたっている。人口5万 7878 (1990) 。

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百科事典マイペディアの解説

ウォルサム

米国,マサチューセッツ州の工業都市。ボストンの衛星都市で,時計製造で有名。5万9226人(2000)。

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世界大百科事典 第2版の解説

ウォルサム【Waltham】

アメリカ合衆国マサチューセッツ州東部,ボストンの西15kmにある都市。人口5万8000(1990)。1854年に設立されたアメリカン・ウォルサム時計会社によって知られるが,もとは木綿工業の都市であった。アメリカの工業化は,産業革命の母国イギリスと同様,繊維産業から開始され,1813年〈ボストン工業会社〉は最初の木綿工場をウォルサムに建設,ここでは紡績,織布,仕上げの全工程が一貫しておこなわれた。この方式は世界でも最初で,以後〈ウォルサム型〉工場としてニューイングランド各地にひろまっていった。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ウォルサム
うぉるさむ
Waltham

アメリカ合衆国、マサチューセッツ州東部、チャールズ川に臨む工業都市。人口5万9226(2000)。エレクトロニクス、精密機器工業が産業の中心をなす。ボストンの住宅衛星都市でもある。かつては時計生産の中心地として有名で、1854年に設立されたウォルサム社は、1950年に閉鎖されるまでの1世紀間、市の財政を潤した。また18世紀初頭から19世紀初頭にかけては紡績工業が主産業で、合衆国で最初に動力織機が導入された。[作野和世]

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