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エツ(鱭) エツJapanese tapertailanchovy

世界大百科事典 第2版の解説

エツ【エツ(鱭) Japanese tapertailanchovy】

ニシン目カタクチイワシ科エツ属の魚。体は著しく側扁し尾部にいくにつれ体高が漸減し,しりびれの基底がはなはだしく長く尾びれと連なるように見える。胸びれ上部の6軟条だけが糸状に長くのびている。頭の前端部はまるみを帯び,上あごを形づくる骨がえらぶたの後方まで長くのびている。体は銀白色うろこは大型ではがれやすい。体長20cm以上になる。日本では有明海奥部だけに生息し,筑後川矢部川におもに分布するが,朝鮮半島や中国にも同属が分布する。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内のエツ(鱭)の言及

【有明海】より

…沿岸では日本一の生産量を誇るノリ養殖のほか,モガイ,アサリ,アゲマキ,タイラギなどの魚介類の採取が多く,はね板(ガタスキー)を利用しての珍奇なムツゴロウとりは,干潟の代表的風物詩である。このほか特産のウミタケ,生きている化石オオシャミセンガイ,有明海のみにいる美しい〈エツ〉(カタクチイワシ科の魚)など貴重な生物が生息している。また大牟田付近の海底には,三池炭田の炭脈がのび,良質の石炭が掘り出されていたが,1997年3月閉山した。…

※「エツ(鱭)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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